...志賀は高等師範学校の大内健に宛てて添書をくれた...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...そこで彼等はまず郡役所へ持参して添書を請うた...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...ところがどこの郡役所でも郡吏が難癖をつけて添書を拒む...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...添書(てんしよ)をつける事だと弁(わきま)へてゐるのだから...
薄田泣菫 「茶話」
...「汝(おまへ)描(か)けるか」10・28(夕)むかし柴田是真(ぜしん)が鈴木南嶺の添書(てんしよ)を持つて京都へ入つて来た...
薄田泣菫 「茶話」
...支配頭の添書を持つて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...支配頭の添書を持って...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...添書のようなものと地図を私にくれた...
林芙美子 「新版 放浪記」
...私はあなたに宛てた添書を貰って来たのですが...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...千葉氏の添書を持って帰って来ちまった...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...添書しようと筆を取った...
本庄陸男 「石狩川」
...私添書どもなきをあやしむことなかれ...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...「では藤田どのへ添書を書こう」宗兵衛はそう云って立った...
山本周五郎 「新潮記」
...「おたずねの御用件は」「御披見ねがいます」こう云って秀之進は校川宗兵衛からの添書をさしだした...
山本周五郎 「新潮記」
...という添書を付けてだ」「誰かなにか云って来たか」「水へ石を投じたほどの反響もなかった」と十左は云った...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...」東野の云うままに裏の添書を見ると...
横光利一 「旅愁」
...この添書(てんしょ)をたずさえて...
吉川英治 「新・水滸伝」
...それぞれ添書(てんしょ)を書いた上...
吉川英治 「新・水滸伝」
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