...勧め上手に云ってくれるおさく師匠の口添えもあって...
谷崎潤一郎 「細雪」
...旅楽に錦上(きんじょう)花(はな)を添えるべきものとして彼はその目的を重大視してはいたが...
チェスタートン Chesterton 直木三十五訳 「サレーダイン公爵の罪業」
...物理学輪講会はルーベンスが座長であったがプランクもほとんどいつも欠かさず出席してこの集会の光彩を添えていた...
寺田寅彦 「ベルリン大学(1909-1910)」
...最後に訳出して添えることにした...
豊島与志雄 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...そして他の道具を積み添えて...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...「どうしたっていうんだろう?」そして彼は言い添えた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...あたかも荒々しい砦の築造者らが恐怖に悪戯を添えんと欲したかのように...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...そしてちょっと黙った後に言い添えた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...なるほど私のほうがフォークもつまようじも添えて出していなかった...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...他の人にはわからない警語を添えて...
中里介山 「大菩薩峠」
...笹野の旦那様のお言葉添えでございます」藍微塵(あいみじん)の七三に取った裾を下ろして...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...一つの手箱が添えてあり...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...私は失念したかの形にして書き添えてはやらなかった...
林芙美子 「清貧の書」
...巻葉を添えた蓮の蕾...
久生十蘭 「黄泉から」
...割箸を添えた事については僕も大に議論がある...
村井弦斎 「食道楽」
...ともかくも景気を添えた...
山本笑月 「明治世相百話」
...口添え申すが」などといわれた...
吉川英治 「茶漬三略」
...あまりに冷えるので私は夕飯の膳に酒を添えて持って来たのと同時に...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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