...油差に添えて燈心をさし置いたのである...
泉鏡花 「貝の穴に河童の居る事」
...私もひと言(こと)書き添えずにはいられないのでございます...
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン Ludwig van Beethoven、フランツ・ゲルハルト・ヴェーゲラー Franz Gerhard Wegeler、エレオノーレ・フォン・ブロイニング Eleonore von Breuning、ロマン・ロラン Romain Rolland 片山敏彦訳 「ベートーヴェンの生涯」
...あるいは小学生時代の写真などもあって興を添えているものだが...
太宰治 「小さいアルバム」
...一人がそれに合せて節面白く唄って酒興を添えてくれるのであった...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...頻りに云う傍から陣場夫婦も口を添えて...
谷崎潤一郎 「細雪」
...それには飲みものは何も添えてなかった...
コナンドイル Conan Doyle 三上於莵吉訳 「白銀の失踪」
...」それから打ち明けて言い添えた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...人の命にかかるようなことにならねばよいが」「何とかして上げたいものでござんす」「うっかり出ると巻添えを食う...
中里介山 「大菩薩峠」
...口の中でとろけてしまいそうなパイを添えた...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...なおいっそう品位と威厳を添えるため...
ニコライ・ゴーゴリ 平井肇訳 「鼻」
...助けるけれども薩州辺(あた)りから何とか口を添えて呉(く)れると都合が宜いなんて又(また)弱い事を云うから...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...竜譚の発達に最も力を添えたは海蛇譚で...
南方熊楠 「十二支考」
...ほとんど凡ての動詞に「手」の字を添えて...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...お力添えを致しますのが...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...だが、越前守は、自己の問題をもふくめたこの全事件を、龍ノ口へ廻して、評定所の大白洲がひらかれる前に――その前提として、一つの希望条件を、必要欠くべからざるものとして、申請書(しんせいしょ)と共に、添えて出した...
吉川英治 「大岡越前」
...それがしは戟をもって興を添えん」と...
吉川英治 「三国志」
...老母を介添えして...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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