...気だては至極淳樸(じゅんぼく)な田舎者...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...安重根 徳淳、君あ趙康英(ちょうこうえい)という人を知っているかね?禹徳淳 趙康英? 聞いたことがある...
林不忘 「安重根」
...禹徳淳 何だ、こりゃあ――うむ、こないだ配った歌だな...
林不忘 「安重根」
...禹徳淳 (手を握り返して急(せ)き込む)行ってくれるか...
林不忘 「安重根」
...禹徳淳 どうして先生は...
林不忘 「安重根」
...長春からハルビンまでの特別列車? 二十二日だって?禹徳淳 (紙面を白眼んで)うむ...
林不忘 「安重根」
...禹徳淳 (安重根を凝視した後)君はどう考えているか知らんが...
林不忘 「安重根」
...おれはあいつを生かしておこう! 殺すと同じ意味で助けるのだ!言い終って禹徳淳を突き放し...
林不忘 「安重根」
...淳良な氣風の里の話をすると共に...
田山花袋 「歸國」
...」不意に淳二が戸を開けて入つて来た...
徳田秋聲 「籠の小鳥」
...淳二は隙をみては...
徳田秋聲 「籠の小鳥」
...其子孫未嘗不淳耀惇大...
内藤湖南 「尚書稽疑」
...その中には芸術を通して淳化(じゅんか)されたベートーヴェンの大諦観(だいていかん)が盛られていると言ってよい...
野村胡堂 「楽聖物語」
...梅木淳庵(うめきじゅんあん)先生のところへ飛んで行きました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...支那にも千疋猴あった例、程伯淳、山に遊んで猴一疋も見えず、山僧より〈晏元献南に来て猴野に満つ〉と聞き、戯れに一絶を為(つく)って曰く、〈聞説(きくならく)猴性すこぶる霊(さと)し、相車来ればすなわち満山に迎う、騾に鞭(むちう)ちてここに到れば何ぞかつて見ん、始めて覚る毛虫(もうちゅう)にもまた世情〉...
南方熊楠 「十二支考」
...榛軒が田中淳昌の遺子を迎へて女婿とした時...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...彼は上役の前で淳樸(じゅんぼく)を装うために国詞を使うのではあるまいか...
森鴎外 「ヰタ・セクスアリス」
...淳朴人を衝つものがあるので...
吉川英治 「折々の記」
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