...彼女は深奥な考えを持っている...
...その小説は深奥なテーマを扱っている...
...深奥な知識を身につけるためには努力が必要だ...
...深奥な世界には想像を超えるものがある...
...彼の言葉には深奥な意味が含まれていた...
...調べ出すといよ/\深奥(しんおう)で分りにくゝなるばかりである...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...作者はその禁制の『自然の深奥』を開かうと心がけてゐる...
田山録弥 「小説新論」
...この深奥な心理は...
田山録弥 「自からを信ぜよ」
...ジェリー!★」第三章 夜の影あらゆる人間が他のあらゆる人間にとって深奥な秘密であり神秘であるように出来ているということは...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...マヂニーの淵博深奥なる哲学的識力...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...或は女の体の深奥には...
外村繁 「澪標」
...労働組合を戦いに導いてる優秀者らの深奥熱烈な反動が起こってるのを...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...子供の心の深奥さよ!若い娘はいかなる罠(わな)にもかからぬが若い男はいかなる罠にも陥るのは...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...人生の深奥(しんおう)というものに...
中里介山 「大菩薩峠」
...勃然(ぼつぜん)としてその深奥(しんおう)にして窺知(きち)すべからざる...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...古典的な形式のうちに雄大深奥な瞑想(めいそう)を盛ったものであるが...
野村胡堂 「楽聖物語」
...生命の最も深奥な秘密に触れてゐるところの...
萩原朔太郎 「月の詩情」
...精神のより深奥を目指して進むものは...
原口統三 「二十歳のエチュード」
...芸術の深奥の底にあるものを絵を読む力のある人が感受し...
藤島武二 「画室の言葉」
...なにか深奥なもののように誤られる...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「モルグ街の殺人事件」
...哲理深奥にして際涯(さいがい)なきが如き処大(おおい)に我心を牽(ひ)きたるなり...
正岡子規 「病牀譫語」
...余は彼女の面前にありて一種深奥なる悲哀を感ず...
宮本百合子 「「或る女」についてのノート」
...こんな深奥な理論などは皆目わかるはずがない...
山本実彦 「十五年」
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