...彼女は深奥な考えを持っている...
...その小説は深奥なテーマを扱っている...
...深奥な知識を身につけるためには努力が必要だ...
...深奥な世界には想像を超えるものがある...
...彼の言葉には深奥な意味が含まれていた...
...深奥な残酷な実在である...
有島武郎 「二つの道」
...またあるいは深奥なる宗教的見地に居(お)って...
泉鏡花 「おばけずきのいわれ少々と処女作」
...調べ出すといよ/\深奥(しんおう)で分りにくゝなるばかりである...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...深奥と心理の扉を開くためである...
田山録弥 「自からを信ぜよ」
...この深奥な心理は...
田山録弥 「自からを信ぜよ」
...日本人を生んだ自然とその中における生活とがあってしかる後に生まれ出た哲学宗教思想や文学芸術に関する詳細な深奥な考察については...
寺田寅彦 「日本人の自然観」
...ゲルマンの哲学・政学・法学者中には随分深奥精緻の議論をなし...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...或は女の体の深奥には...
外村繁 「澪標」
...深奥な思想を震え声で口ごもっていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...これは文学の深奥な道である...
豊島与志雄 「文学の曇天」
...その深奥な考証的知識なりは実に感嘆すべきものである...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...人生の深奥(しんおう)というものに...
中里介山 「大菩薩峠」
...久しく聖教(しょうぎょう)を見ないが」といってそれでも後進の為に委しく天台の深奥を説き聴かせたが...
中里介山 「法然行伝」
...ひとり深奥なる内丹の正道を提唱したものである...
中谷宇吉郎 「古代東洋への郷愁」
...哲学書から拾った「深奥な言葉」の羅列を業とする人が...
中谷宇吉郎 「救われた稀本」
...他にもっと深奥(しんおう)な詩情の本質していることを...
萩原朔太郎 「郷愁の詩人 与謝蕪村」
...哲理深奥にして際涯(さいがい)なきが如き処大(おおい)に我心を牽(ひ)きたるなり...
正岡子規 「病牀譫語」
...これはあなたに大変意外? そうではないでしょう? そしてこういうことは何か極めて人間生活の優しい優しい深奥にふれたことであって...
宮本百合子 「獄中への手紙」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??