...則ち深入(しんにふ)自得(じとく)せよ...
佐藤一齋・秋月種樹(古香) 山田濟齋訳 「南洲手抄言志録」
...私達は始めていのちの道に深入することが出來る...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...問題が普遍に深入すればする程...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...葉子が木部(きべ)との恋に深入りして行った時...
有島武郎 「或る女」
...深入りすることができませんでした...
石川三四郎 「浪」
...――もっと深入した事は...
泉鏡花 「貝の穴に河童の居る事」
...それ丈(だけ)に村井氏自身も米国にはかなり深入りしたと見えて...
薄田泣菫 「茶話」
...彼も思わず深入りをして破滅の淵の方へ誘惑されたことはあるが...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...男に苦い経験のある女が男を警戒するように女に失敗した男は用心して深入りしず...
徳田秋声 「縮図」
...話は夜と共に深入りをしようとする時...
中里介山 「大菩薩峠」
...ウカウカと深入りいたしました...
野村胡堂 「芳年写生帖」
...ちょっとの間に自分をこんなにも深入りさせてしまった今までの経過を考えた...
プーシキン Alexander S Pushkin 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...深入りすればするほど複雑になるぜ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...病的幻覚錯覚に深入りし礼讃する趣味...
夢野久作 「甲賀三郎氏に答う」
...チットモ知らなかった」彼女は平気で……否……むしろ得意そうに白鷹先生の話に深入りして行った...
夢野久作 「少女地獄」
...五深入りした味方が...
吉川英治 「三国志」
...迂濶(うかつ)には深入りできぬ」「大都督にはどうしてそう孔明を虎の如く恐れ給うか...
吉川英治 「三国志」
...深入りすな」五、六町先まで、追い崩して、頼朝は引っ返して来た...
吉川英治 「源頼朝」
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