例文・使い方一覧でみる「深」の意味

...なを一層深い愛の力を感じたからです... なを一層深い愛の力を感じたからですの読み方
伊藤野枝「書簡　大杉栄宛」

...深谷氏の親愛なる二人の同乗者――それも... 深谷氏の親愛なる二人の同乗者――それもの読み方
大阪圭吉「死の快走船」

...東南の諸邑（しよいふ）は雪深（ふか）し... 東南の諸邑は雪深しの読み方
京山人百樹刪定「北越雪譜」

...ただをりをり風が深い所から吹いて來て... ただをりをり風が深い所から吹いて來ての読み方
立原道造「夜に就て」

...冷静に注意深く眺めた... 冷静に注意深く眺めたの読み方
コナン・ドイル三上於莵吉訳「自転車嬢の危難」

...余は鶏柵内（けいさくない）のミズクサの木の根を深く掘って... 余は鶏柵内のミズクサの木の根を深く掘っての読み方
徳冨健次郎「みみずのたはこと」

...深く御評議遊ばされずては大事を誤るに至るべく... 深く御評議遊ばされずては大事を誤るに至るべくの読み方
徳富蘇峰「吉田松陰」

...このごろは東京の空もいなかのように深く見える... このごろは東京の空もいなかのように深く見えるの読み方
夏目漱石「三四郎」

...”患者の家に入るときに医師は良い衣服を着て、頭を下げ、考え深くあり、静かな行状で、外見をすべて考える...
マクス・ノイバーガー　Max Neuburger 水上茂樹訳「医学の歴史」

...じきに深い眠りに陥いってしまうのが常だったが... じきに深い眠りに陥いってしまうのが常だったがの読み方
浜尾四郎「夢の殺人」

...この私の深い信条の仕事が頓挫した事だ... この私の深い信条の仕事が頓挫した事だの読み方
牧野富太郎「牧野富太郎自叙伝」

...常に枕元に置いて居る硯（すずり）はその溝が幅が狭くて深さも余り深くないが... 常に枕元に置いて居る硯はその溝が幅が狭くて深さも余り深くないがの読み方
正岡子規「病牀六尺」

...只果てしなき深き淵の口あけてゐたるのみ... 只果てしなき深き淵の口あけてゐたるのみの読み方
宮原晃一郎「スカンヂナヴィア文學概觀」

...お考え深いことでしたが... お考え深いことでしたがの読み方
紫式部與謝野晶子訳「源氏物語」

...茶心がある人（即ち奥深い美しさを求める人であったら）だったら... 茶心がある人だったらの読み方
柳宗悦「多々良の雑器」

...立体の深みがなく... 立体の深みがなくの読み方
柳宗悦「民藝四十年」

...ホドを深く掘ると貧乏神が出るとか... ホドを深く掘ると貧乏神が出るとかの読み方
柳田国男「木綿以前の事」

...車前は殊に小児と親しみの深い草で... 車前は殊に小児と親しみの深い草での読み方
柳田國男「野草雑記・野鳥雑記」

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