...潛かに姦淫する者は...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...我等の姉妹を姦淫するならば...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...富貴も淫する能(あた)わず...
大隈重信 「始業式訓示」
...淫する...
太宰治 「女の決闘」
...好むところに淫するとも...
辰野隆 「芸術統制是非」
...△執着しないのが、必ずしも本当ではない、執着し、執着し、執着しつくすのが本当だ、耽る、凝る、溺れる、淫する、等々の言葉が表現するところまでゆかなければ嘘だ、そこまでゆかなければ、その物の味は解らない...
種田山頭火 「其中日記」
...酒に淫することは許されない...
種田山頭火 「其中日記」
...富貴も淫する能はざる大勇猛心を有するに至らば...
登張竹風 「美的生活論とニイチエ」
...文明の人は淫するも時あれば必ず悟(さと)る...
永井荷風 「猥褻独問答」
...いんがん」「左様」「どういう字を書くのだ」「淫は富貴に淫するの淫の字――これは愛染明王が大貪著時代(だいどんじゃくじだい)の拭うても拭いきれない遺品(かたみ)だ...
中里介山 「大菩薩峠」
...球突に淫する和田英作畫伯和田英作畫伯(ぐわはく)とは一昨年(おとゝし)の春頃(はるころ)近所(しよ)の球突塲(たまつきば)で初(はじ)めて御面識(ごめんしき)を得(え)た...
南部修太郎 「文壇球突物語」
...生活に淫する勿れ...
萩原朔太郎 「散文詩・詩的散文」
...「酒に淫する方ね」「うん...
林芙美子 「浮雲」
...紛紜(ごたごた)した挙句に幾度(いくたび)となく姦淫するのを...
二葉亭四迷 「平凡」
...姦淫するなかれ...
三好十郎 「その人を知らず」
...寧ろ淫するばかりの空想と狂気のやうな幻覚と醜と野蛮とを思ひきり復活さしてくれる事である...
室生犀星 「愛の詩集」
...淫することではない...
吉川英治 「折々の記」
...河童に淫するごとく...
吉川英治 「折々の記」
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