...古藤は冷淡な調子で...
有島武郎 「或る女」
...その淡くなったところが...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...極く淡白(きさく)に見せて居たが...
石川啄木 「菊池君」
...操座の由來淡路の人形で最も歴史の古いのは勿論三原郡市村字三條の上村源之丞座である...
竹内勝太郎 「淡路人形座訪問」
...淡路と云えば地図の上では小さい島だし...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...青い羅衣(うすもの)をきたような淡路島が...
徳田秋声 「蒼白い月」
...渡された淡褐色の注射液を眺めて眉を顰めた...
豊島与志雄 「二つの途」
...すべて淡い色あいを好み...
林芙美子 「晩菊」
...「なにか言ったらどうだ」久美子は冷淡にやりかえした...
久生十蘭 「肌色の月」
...かつての自尊心や冷淡さは捨てました...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...万年筆で濃淡をはっきり達者に...
宮本百合子 「伊太利亜の古陶」
...却ってその淡々とした中に抗弁しがたい物が有るらしい...
三好十郎 「おりき」
...淡烟含雨未酣晴...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...別にそれ以外にそれよりも交渉は淡く...
柳田国男 「雪国の春」
...淡青の八月空の下に...
吉江喬松 「山岳美觀」
...秋田淡路守の家来で...
吉川英治 「大岡越前」
...元康の姿を仰ぐに冷淡でなかった...
吉川英治 「新書太閤記」
...淡い緑のうへに白い粉を吹いた樣なその柔かなしんのさきにはまた...
若山牧水 「樹木とその葉」
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