...植物の緑は、淡(あわ)い...
太宰治 「佐渡」
...淡い気紛れなものであったが...
谷崎潤一郎 「二人の稚児」
...彼はまた従来金には淡白なる武男が...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...或不安であると同時に冷淡の表示でもある...
富ノ沢麟太郎 「あめんちあ」
...」さすがしっかりした冷淡なテナルディエは...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...この俊敏なる淡路流の槍を遣(つか)うべく米友の天性恰好が誂(あつら)え向きに出来ておりました...
中里介山 「大菩薩峠」
...一尺(しゃく)五寸(すん)角(かく)くらいのくしゃくしゃになった紙片に淡彩の墨絵を描いたものがはいっていた...
中谷宇吉郎 「南画を描く話」
...それにはこの波形の高低をトーキーのフィルム上に濃淡で印画して...
中谷宇吉郎 「文化史上の寺田寅彦先生」
...己(おの)れがそれだけ年を取ったという淡い哀愁(あいしゅう)を含んでいた...
夏目漱石 「行人」
...今マデ私ニ親切デアッタノニ心変リヲシテカラ全ク私ニ冷淡ニナリ...
浜尾四郎 「彼が殺したか」
...冷淡無表情な面持で...
久生十蘭 「魔都」
...人口増殖の仕事ははなはだ冷淡にしか行われていない...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...冷淡に断わっておしまいになってはいけません...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...ただ健やかであれと思うほかは淡い気持であった...
室生犀星 「津の国人」
...跡部は堀と一しよに淡路町を西へ踏み出して見たが...
森鴎外 「大塩平八郎」
...又林の中に分入(わけい)つて淡紅(たんこう)の大理石を畳んだ仏蘭西(フランス)建築の最も醇化されたトリアノンの柱廊に倚(よ)り掛り...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...東南ひろく紀淡(きたん)の海をへいげいしていた...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...模倣なる語がいかに多くの意味の濃淡を粗雑化し去るかを省みるべきである...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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