...涼秋という熟語はありません...
...時は涼秋(りょうしゅう)九月(げつ)...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...君聞かずや胡笳(こか)の声最も悲しきを紫髯緑眼(しぜんりよくがん)の胡人吹くこれを吹いて一曲なほ未だ終らざるに愁殺す楼蘭征戍(ろうらんせいじゆ)の児涼秋八月蕭関(せうかん)の道北風吹き断つ天山の草崑崙山(こんろんさん)の南...
中里介山 「大菩薩峠」
...「風露清涼秋半天」云々の七律である...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...「病余只苦此涼秋」の句がある...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...涼秋已覓合歓裘...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...涼秋の八月だ...
吉川英治 「三国志」
...涼秋の八月、再び三人して、五台山の月を見よう」「おさらば」「気をつけて」「お互いに」三名は三方の道へ、しばし別離の姿をかえりみ合った...
吉川英治 「三国志」
...初夏、麦を踏んで意気衝天(いきしょうてん)の征途につき、涼秋八月、満身創痍の大敗に恥を噛んで国へ帰る将士の気持としては、あながち誇張のない表現かもしれない...
吉川英治 「三国志」
...一方城外の玄徳へ使いを派して涼秋八月...
吉川英治 「三国志」
...一年中で一番季節のよい涼秋八月の夜を楽しんでいるのだった...
吉川英治 「三国志」
...「涼秋八月...
吉川英治 「新書太閤記」
...ようやく涼秋(りょうしゅう)の八月になりかけた頃...
吉川英治 「新書太閤記」
...――涼秋...
吉川英治 「新書太閤記」
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