...夕涼みに四条大橋に行って見ると...
上村松園 「京の夏景色」
...仲居(なかい)と舞子に囲繞(とりま)かれつつ歓楽に興ずる一団を中心として幾多の遠近(おちこち)の涼み台の群れを模糊(もこ)として描き...
内田魯庵 「淡島椿岳」
...ここへみんな夕涼みにまゐります...
太宰治 「津軽」
...夕涼み、軽い心、軽いからだ、軽い話、涼しい...
種田山頭火 「行乞記」
...……シナ人が籐(とう)寝台を売りに来たのを買って涼みながらT氏と話していると...
寺田寅彦 「旅日記から(明治四十二年)」
...ある夕方一同が涼み台と縁側に集まっていろんな話をしている間に...
寺田寅彦 「小さな出来事」
...女二人と共に二階に上(あが)って涼みながら話をした...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...静かな波の上を流れて行く涼み船を見送りながら...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...七里潔灰(しちりけっぱい)(結界(けっかい))で」「涼み船でお政を助けた船頭が解ったか」「こいつは大手柄でしたよ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...水浸しになった涼み船は...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...涼み櫓(やぐら)は...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...涼み台もしまおうという時分に...
長谷川時雨 「人魂火」
...よく涼みながら煙草(たばこ)を吸っている...
林芙美子 「落合町山川記」
...……あの辺は海風が吹いて涼しいものだから巡査が涼みがてらにむやみに巡視をするんです...
久生十蘭 「金狼」
...涼み台のやうな長椅子があつた...
牧野信一 「F村での春」
...涼みながら話したり...
山本周五郎 「青べか物語」
...木陰でお涼みください」黒田長政(ながまさ)は...
吉川英治 「剣の四君子」
...涼みながら蠣浜橋を渡って行った...
吉川英治 「鍋島甲斐守」
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