...涼しい聲で申し上げました...
芥川龍之介 「地獄變」
...急に涼しい風が肌から沁み込むのに氣がつくと...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...床の間の薄暗い涼しい所にかかっている花瓶(かびん)には...
岡倉覚三 村岡博訳 「茶の本」
...世の中の亭主は五人位涼しい目が出来るさうだ...
薄田泣菫 「茶話」
...そして涼しい涼しい...
種田山頭火 「其中日記」
...歩くと暑い暑い、帰るとドテラを脱いで浴衣一枚、涼しい涼しい...
種田山頭火 「其中日記」
...窓からは涼しい風がはいる……...
田山花袋 「田舎教師」
...あそこも静かな涼しい好いところですね...
田山録弥 「談片」
...家の中よりか涼しいくらゐであつた...
中原中也 「夏の夜の話」
...ホームを涼しい風が吹いている...
林芙美子 「新版 放浪記」
...曇って涼しいので有がたい...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...九月十六日(木曜)涼しい...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...風が吹き通して涼しい...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...涼しい風の来る広い板の間に並べた卓について...
水上滝太郎 「九月一日」
...もう涼しいからね」ジョバンニは立って窓をしめお皿やパンの袋を片附(かたづ)けると勢よく靴をはいて「では一時間半で帰ってくるよ...
宮沢賢治 「銀河鉄道の夜」
...左手の二階の段々のつき当りだの台所の方だのから北風が通って下では六畳の次に涼しいのよ...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...つい涼しいまぎれにうとうとと少年らしい短い鼾を立てたりしていた...
室生犀星 「幼年時代」
...涼しい顔をしている間に...
吉川英治 「江戸三国志」
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