...北海道の涼しい夜風と同樣...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...ひやりと涼しい風が首すじに吹きつけたので...
海野十三 「少年探偵長」
...その晩も涼しい風が吹いて虫の声が静に聞えていた...
田中貢太郎 「庭の怪」
...涼しい目元で睨められると...
谷崎潤一郎 「幇間」
...今日は風があつて涼しい...
種田山頭火 「一草庵日記」
...山の夏みかんもぐより売れた山からもいで夏みかんやばらばら雨・朝は涼しい茗荷の子(夏茗荷である)・はだかではだかの子をだいてゆふべ七月廿日曇...
種田山頭火 「行乞記」
...・ひろげて涼しい地図の...
種田山頭火 「行乞記」
...ちよつとポストまで、汗びつしよりになつた、庵は涼しい、極楽々々...
種田山頭火 「其中日記」
...何処でも涼しいです...
田山録弥 「談片」
...そしてどこか涼しい感じのする人であった...
寺田寅彦 「中村彝氏の追憶」
...部屋のなかには涼しい風が通って近所は森(しん)としていた...
徳田秋声 「爛」
...「涼しいの」小太郎が...
直木三十五 「南国太平記」
...ポナペ島が大きいせいか、大分涼しい...
中島敦 「環礁」
...涼しい風にくしゃみをするとおばあさんが声をかける...
長谷川時雨 「チンコッきり」
...沙漠を渡る風の涼しい...
牧逸馬 「アリゾナの女虎」
...海岸通りには涼しい風が街樹の緑をサラ/\と鳴している...
松本泰 「緑衣の女」
...植え込みの灌木(かんぼく)や草の花が乱れほうだいになった中を行く水の音がかすかに涼しい...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...(これも涼しい)と...
吉川英治 「三国志」
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