...こころの眼もて見よひさしく水涸れて荒れたる井戸風にさらされたるはだかの木の枝こころの眼もて見よ象牙のごとくあをき顔すさみても気だかきすがたひとりの人のぼり来たる海の潮風はだかに吹き荒したるところに二人の楽人が布をひろげる時すこし後方に退く...
ウイリヤム・バトラ・イエーツ 松村みね子訳 「鷹の井戸(一幕)」
...涸れたわが心(むね)は清い...
マルセル・シュヲブ Marcel Schwob 上田敏訳 「法王の祈祷」
...それも涸れて生々しい硬さが抜けて来ます...
上村松園 「絹と紙の話と師弟の間柄の話」
...部落の中では井戸の涸れた家もある程であり...
高村光太郎 「開墾」
...里芋)・朝風の簑虫があがつたりさがつたり・バスも通うてゐるおもひでの道がでこぼこ・役場と駐在所とぶらさがつてる糸瓜・かるかやもかれ/″\に涸れた川の・秋日あついふるさとは通りぬけよう・おもひでは汐みちてくるふるさとの渡しふるさとや少年の口笛とあとやさきふるさとは松かげすゞしくつく/\ぼうし・鍬をかついで...
種田山頭火 「行乞記」
...水まで涸れてしまつた!悪夢がはてしもなくつゞく...
種田山頭火 「其中日記」
...まつたくうるさい世の中ではある!井戸の水も日にまし涸れてくる...
種田山頭火 「其中日記」
...近所の井戸は涸れて...
種田山頭火 「其中日記」
......
種田山頭火 「草木塔」
...いつしか水が涸れれば...
豊島与志雄 「北京・青島・村落」
...万物涸れつくして物音一つなく...
久生十蘭 「新西遊記」
...つっと思考が涸れ果ててしまった...
A. ブラックウッド A. Blackwood The Creative CAT 訳 「盗聴者」
...涸れたレプラの血行路のように交叉する国道白い上っ張りと黒服とが朝から晩までこの中え出入りする彼等はもっとも丁寧に挨拶し...
槇村浩 「京都帝国大学(十四行詩)」
...」暫し涸れたる涙の泉は又溢れて愛らしき頬(ほ)を流れ落つ...
森鴎外 「舞姫」
...それに沿って内側には涸れることのない二条の流れがあり...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...涸れ川のみなかみを見やれば...
吉川英治 「私本太平記」
...下の水もない涸れ小川に見入っている女性がある...
吉川英治 「私本太平記」
...もはや涸れていたのである...
和辻哲郎 「鎖国」
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