...古今を茹涵(じよかん)す...
芥川龍之介 「八宝飯」
...頭脳の涵養...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...胡人(こじん)の(かわぐつ)のごとくなる者蹙縮然(しゅくしゅくぜん)たり(五)牛(ほうぎゅう)の臆(むね)なる者廉※然(れんせんぜん)たり(六)浮雲の山をいずる者輸菌然たり(七)軽(けいえん)の水を払う者涵澹然(かんせんぜん)たり(八)また新治の地なる者暴雨流潦(りゅうりょう)の経る所に遇(あ)うがごとし(九)第四章はもっぱら茶器の二十四種を列挙してこれについての記述であって...
岡倉覚三 村岡博訳 「茶の本」
...涵徳亭(かんとくてい)...
高浜虚子 「五百五十句」
...漂ふ舟の甲板を襲ひて之を涵す如...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...透(す)き徹(とお)るような湯のなかに体を涵(ひた)して...
徳田秋声 「爛」
...国家の存立発展のために必要なる国費の財源を涵養するため...
戸坂潤 「社会時評」
...政府で涵養になることは国民ではその反対だが...
戸坂潤 「社会時評」
...又邵晉涵の爾雅正義には呂氏春秋造類篇に元者吉之始也とあるのを擧げ...
内藤湖南 「爾雅の新研究」
...このことは邵晉涵も懿行も已に注意して居る所である...
内藤湖南 「爾雅の新研究」
...人間が純粋に芸術においてみずからをみずからの中に涵すのはこの技術美の領域においてである...
中井正一 「芸術の人間学的考察」
...その岸には遠山の影を涵(ひた)し...
中里介山 「大菩薩峠」
...人は直ちに理智の涵養に取掛かればよいのだし...
中原中也 「感情喪失時代」
...神瀬(かんなせ)の四大川によつて涵養されるのである...
中村憲吉 「三次の鵜飼」
...自然界の美に驚嘆するように児童の情操を涵養せよというような意味の説明がある...
中谷宇吉郎 「簪を挿した蛇」
...涵養(かんよう)を受けるので...
夏目漱石 「創作家の態度」
...また美術の趣味を涵養(かんよう)することもなく...
新渡戸稲造 「自警録」
...行避怒濤涵...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
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