...恐しい涜神の言を放つて...
テオフィル・ゴーチエ Theophile Gautier 芥川龍之介訳 「クラリモンド」
...これほど自らを冒涜する言葉はないと思います...
上村松園 「旧作」
...ひどい自涜(じとく)の為もあったのでしょう...
太宰治 「虚構の春」
...それだから冒涜の話をしたのです...
G・K・チェスタートン G. K. Chesterton 村崎敏郎訳 「とけない問題」
...たとえば大新聞がいっせいにある涜職事件(とくしょくじけん)を書き立てると全国の新聞がこれに呼応してたちまちにして日本全国がその涜職事件でいっぱいになったような感じをいだかせる...
寺田寅彦 「ジャーナリズム雑感」
...それがかえって傍(はた)の目に若い娘を冒涜(ぼうとく)するように見えるらしかった...
徳田秋声 「縮図」
...涜神(とくしん)の名を取るよりも自分の思想の滅亡を好んだのだった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...このうえ甘えることはそれを涜すことなのだ...
豊島与志雄 「反抗」
...「祭壇のきわめておごそかなる秘蹟」に対してなされた冒涜は...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...壺の中には冒涜を迎へて...
中原中也 「在りし日の歌」
...神聖者に對する冒涜である...
波多野精一 「時と永遠」
...あなたの記念を涜(けが)したのではございません...
マルセル・プレヴォー Marcel Prevost 森鴎外訳 「田舎」
...あの方のことを考へてはいけないと自分に命じたであらうか? 自然に對する冒涜(ばうどく)だ! 私の持つてゐる...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...神を涜(けが)す...
森鴎外 「かのように」
...「賢者は盗みも涜神も...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...というよりもむしろ涜神(とくしん)的なまるみやふくらみが...
山本周五郎 「青べか物語」
...芸術の神を冒涜する事を専門とする反逆芸術であった...
夢野久作 「甲賀三郎氏に答う」
...つまるところ私は探偵小説を書く気分で普通の読み物を書いていた……極端に云えば知らず知らずとはいえ探偵小説を冒涜していたということを自覚しました...
夢野久作 「所感」
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