...口からたれる涎(よだれ)は...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...奴さん達垂涎三千丈だな...
辰野隆 「書狼書豚」
...子供に涎掛(よだれか)けを出してくれなどした...
徳田秋声 「黴」
...涎(よだれ)を垂らしはじめました...
中里介山 「大菩薩峠」
...涎(よだれ)くりも...
中里介山 「大菩薩峠」
...涎掛(よだれかけ)をかけつつ...
中里介山 「大菩薩峠」
...そうして涎(よだれ)を垂れている...
夏目漱石 「坑夫」
...涎掛(よだれか)けの寄進に付く者もないという哀れな有様だったのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...先づ涎(よだれ)でも拭きなよ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...涎(よだれ)を流して泥のやうに醉ふ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...餘つ程ひどく涎(よだれ)を流したと見えて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...かねて抑留者の垂涎の種だったが...
久生十蘭 「ノア」
...南方先生その何やらのふちから溢(あふ)るるばかりの大愛敬(あいきょう)に鼠色の涎(よだれ)を垂らして...
南方熊楠 「十二支考」
...涎れの顔をぎんの胸にこすりつけてきた...
矢田津世子 「鴻ノ巣女房」
...その白く蠢(うごめ)く舌の尖(さき)から涎(よだれ)がたらたらと滴った...
夢野久作 「暗黒公使」
...垂涎(すいぜん)せんばかりな顔いろを示した...
吉川英治 「三国志」
...露八の胸に涎(よだれ)をこぼしていた...
吉川英治 「松のや露八」
...それでも粗末な涎掛けのために...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「ぶどう畑のぶどう作り」
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