...これに大量のアンモニア水を加えて消失すると...
フレデリック・アークム Fredrick Accum 水上茂樹訳 「食品の混ぜ物処理および調理の毒物(1820)」
...余は彼等の世界から消失することを悲しみ...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...顛倒すると共に「觀る」ことは消失する...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...併しドン・ホアンの忘我は刹那に閃いて刹那に消失する...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...その際に消失する回転のエネルギーの一部は...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...ある一定量のエネルギー(たとえば仕事としての)が消失すると同時に必ず同一量がある他の形で(たとえば熱として)現われるということが実証されてからこそはじめて...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...だからこの協定もある温度のもとにおいてはあとかたもなく消失するある種の化合物に似ている...
伊丹万作 「映画界手近の問題」
...一時に消失するのを覚える...
海野十三 「地球要塞」
...『吠』の神話の如きは、宗教の動機を明かに其中に認識せしむるも、一般普通の場合に於ては、信仰の最後の動機、久しからずして、国民の意識の圏外に、消失するが故に、詩的想像独り盛に、神話の形成に与ることあり...
高木敏雄 「比較神話学」
...その不自然な強調によって「個々の女」は消失する代わりに「抽象された女それ自体」が出現するであろう...
寺田寅彦 「生ける人形」
...同時に颱風も地震も消失するかのような錯覚に捕われたのではないかと思われるくらいに綺麗に颱風と地震に対する「相地術」を忘れてしまったのである...
寺田寅彦 「颱風雑俎」
...あまり期間を長く採るとそれが消失するような事が往々ある...
寺田寅彦 「厄年と etc.」
...「われ」は速かに消失するからだ!)...
ボードレール 富永太郎訳 「芸術家の告白祈祷」
...火花が出なくなって間もなく消失するのである...
中谷宇吉郎 「線香花火」
...身体とともに来たりそれとともに消失する生気力...
マクス・ノイバーガー Max Neuburger 水上茂樹訳 「医学の歴史」
...」基督教と反對に吾が佛教では罪深い者の尸は葬後早く消失するとしたらしい...
南方熊楠 「詛言に就て」
...問題はその生産費以上に出ずるその価格超過が減少し消失するか否か...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...跡形もなく消失することを喜んだのである...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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