...併しドン・ホアンの忘我は刹那に閃いて刹那に消失する...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...その際に消失する回転のエネルギーの一部は...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...ほんの露ばかりでも消失するということはない...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...ある一定量のエネルギー(たとえば仕事としての)が消失すると同時に必ず同一量がある他の形で(たとえば熱として)現われるということが実証されてからこそはじめて...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...だからこの協定もある温度のもとにおいてはあとかたもなく消失するある種の化合物に似ている...
伊丹万作 「映画界手近の問題」
...その不自然な強調によって「個々の女」は消失する代わりに「抽象された女それ自体」が出現するであろう...
寺田寅彦 「生ける人形」
...これはすぐに消失するという事である...
寺田寅彦 「話の種」
...あまり期間を長く採るとそれが消失するような事が往々ある...
寺田寅彦 「厄年と etc.」
...生の力の前には美も消失すべきである...
戸川秋骨 「道學先生の旅」
...それが消失すべきであるのに...
直木三十五 「南国太平記」
...やがて散り菊の章に移って静かに消失するのである...
中谷宇吉郎 「線香花火」
...いつか死滅し消失するであろう...
原口統三 「二十歳のエチュード」
...当然契約の効力が消失する訳であるから...
久生十蘭 「魔都」
...人類の情欲が直ちに消失するとは思われない...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...すべての地代が直ちに消失すべきことは明かである...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...問題はその生産費以上に出ずるその価格超過が減少し消失するか否か...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...マルサス氏は次の推論においても正鵠を得ているであろうか? すなわち分量の超過が減少し消失するであろうから...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...跡形もなく消失することを喜んだのである...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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