...兎に角避暑地たるクウリンは一夏(いちげ)を消するのに足る処らしい...
芥川龍之介 「長江游記」
...突發し霧消する生活の寂しさ...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...カメラマンの仕事は撮影現場を離れると同時に解消するという性質のものではない...
伊丹万作 「カメラに関する覚え書」
...宇宙の侵入者による禍は急に解消するに至る...
海野十三 「予報省告示」
...たちまちにしておのずから解消するのです...
高神覚昇 「般若心経講義」
...この矛盾が作家の真実で解消する...
種田山頭火 「其中日記」
...それを解消すると...
寺島柾史 「怪奇人造島」
...もしくは勤労の報酬たる財産をば残滅せんがために用うるの器械をば備うることの願欲と熱望とは必ず烟散霧消するを信ずるなり...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...松本学氏が文芸懇話会を解消する理由として...
戸坂潤 「思想動員論」
...即ち時間は、解消する...
中原中也 「我が詩観」
...もう婚約を解消する気はないな」そして...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「判決」
...大衆文学の特質を抹消するものではなく...
平林初之輔 「商品としての近代小説」
...または手を袖にしていたずらに日月を消するのみにて...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...此慾の為にならば多少は生命を減消するもかまはぬとの考を起したり...
正岡子規 「読書弁」
...絶對的なるものに關する一切の表象を解消する...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...斉昭の謹慎は半歳にして解かれたが「攘夷」と「開国」との対立は解消することができなかったのである...
山本周五郎 「新潮記」
...タキシの中で解消するってんだかんな...
夢野久作 「少女地獄」
...食物と衣服を一番費消する人種というものは...
横光利一 「上海」
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