...嘗て、戟を横へて、洛陽に源氏の白旄軍を破れる往年の髭男も、一朝にして、紅顔涅歯、徒に巾幗の姿を弄ぶ三月雛となり了ンぬ...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...平門の画眉涅歯も唯是瓦鶏土犬のみ...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...こうした涅歯術(でっしじゅつ)を行なっている女の姿は決して美しいものではなかったが...
寺田寅彦 「自由画稿」
...高橋宗直の『筵響録』巻下に室町家前後諸士涅歯(でっし)の事を述べて...
南方熊楠 「十二支考」
...この島涅歯(でっし)の風習を述べて曰く「古来未染の女子もし懐姙するときは...
柳田國男 「地名の研究」
...要するに涅歯を魔除(まよけ)とする南島一般の思想に...
柳田國男 「地名の研究」
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