...2「菩薩涅槃を修むる時身と心とに苦あり...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...この人をして同一に涅槃の楽地に至らしめんと欲せば...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...佛陀が涅槃(ねはん)の同じ日に息を引き取つたさうだが...
薄田泣菫 「久米の仙人」
...すなわち「涅槃(ねはん)」のことをいうのです...
高神覚昇 「般若心経講義」
...「涅槃(ねはん)」とか...
高神覚昇 「般若心経講義」
...究竟涅槃(くきょうねはん)す」ということですが...
高神覚昇 「般若心経講義」
...ところでこの「涅槃(ねはん)」ということですが...
高神覚昇 「般若心経講義」
...涅槃(ねはん)に住せず」といっておりますが...
高神覚昇 「般若心経講義」
...芝(しば)の増上寺(ぞうじょうじ)の涅槃会(ねはんえ)へ往っていた権八郎がその夜霍乱(かくらん)のような病気になって翌日歿くなり続いて五月二十七日になって女房が歿くなった...
田中貢太郎 「四谷怪談」
...大般涅槃経あたりに行くと...
田山録弥 「孤独と法身」
...心中を涅槃(ねはん)にくつつけたやうなところがあるが...
田山録弥 「西鶴小論」
...化粧室の涅槃(ねはん)境...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...太極すなわち涅槃(ねはん)の境地でござりましょう」盲人のくせに...
中里介山 「大菩薩峠」
...土井利位の描いたものではなく瑪児低涅多の摸写図らしい...
中谷宇吉郎 「『雪華図説』の研究」
...かつて釈尊大涅槃(だいねはん)処へ建てた大寺はいつも百余人の僧を食わせいたところ...
南方熊楠 「十二支考」
...涅槃図(ねはんず)を見たように...
森鴎外 「カズイスチカ」
...しかし彼の解脱――意志なき認識や涅槃(ねはん)などにおいては...
和辻哲郎 「自己の肯定と否定と」
...この語が涅槃経においていかに解せらるべきかは問題でなかった...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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