...「東方の人」はこの「衛生学」を大抵涅槃(ねはん)の上に立てようとした...
芥川龍之介 「西方の人」
...2「菩薩涅槃を修むる時身と心とに苦あり...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...彌勒菩薩は一切の衆生を救つて了ふまで自ら涅槃に入らないと誓つたとかきく...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...物の七(なゝ)たび涅槃(ニルワナ)に浸(ひた)りて澄みし心もて...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...永劫(えいごう)はこれただ瞬時――涅槃(ねはん)はつねに掌握のうち...
岡倉覚三 村岡博訳 「茶の本」
...この涅槃(ねはん)の証(さとり)へ達するには...
高神覚昇 「般若心経講義」
...ところでこの「涅槃(ねはん)」ということですが...
高神覚昇 「般若心経講義」
...「涅槃に入る」ということも...
高神覚昇 「般若心経講義」
...ほんとうの涅槃(さとり)の境地に達することができる...
高神覚昇 「般若心経講義」
...涅槃を感ずるのである...
田山録弥 「私の考へてゐる事」
...涅槃(ねはん)から煩悩(ぼんのう)へとこの世は進展するのである...
寺田寅彦 「映画の世界像」
...大乗に於て真如を説き涅槃を説いているのだ...
豊島与志雄 「偶像に就ての雑感」
...もとより十字架にかかる所以のものは我れの涅槃に至ればなり...
萩原朔太郎 「散文詩・詩的散文」
...『涅槃経』には道に九十六種があって...
三木清 「親鸞」
...「スペクラチオン」)逍遙子は豈(あに)釋迦(しやか)と共に法華(ほつけ)涅槃(ねはん)の經を説いて...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...要するに涅歯を魔除(まよけ)とする南島一般の思想に...
柳田國男 「地名の研究」
...このまま涅槃(ねはん)に入るかのようじゃ」手枕をかえた機(しお)に...
吉川英治 「宮本武蔵」
...当レ観二時節因縁一」の一句を選んだ(涅槃経師子吼品の二のこの句は時節形色であって...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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