...確かにあれは海蛇(うみへび)だと強情を張っていたとか言うことだった...
芥川龍之介 「海のほとり」
...「海蛇なんてほんとうにいるの?」しかしその問に答えたのはたった一人(ひとり)海水帽をかぶった...
芥川龍之介 「海のほとり」
...海蛇だのでありました...
海野十三 「怪塔王」
...まるで昔のお伽噺(とぎばなし)に出てくるような大海蛇そっくりである...
海野十三 「太平洋魔城」
...公爵家の海蛇(ショウ・オルム)の頸飾りといえば...
橘外男 「グリュックスブルグ王室異聞」
...絡み合った二匹の海蛇(ショウ・オルム)を象(かたど)った精巧な白金の鎖に百何十個も鏤(ちりば)めてあるという...
橘外男 「グリュックスブルグ王室異聞」
...有名な海蛇(ショウ・オルム)という頸飾りがあった...
橘外男 「グリュックスブルグ王室異聞」
...海蛇(ショウ・オルム)の頸(くび)飾りを奪った犯人は...
橘外男 「グリュックスブルグ王室異聞」
...海蛇(ショウ・オルム)もビョルゲ夫人の腕環(うでわ)も...
橘外男 「グリュックスブルグ王室異聞」
...アラビア人マスージー等の書に見る海蛇(『聖書』の竜(タンニン)と同根)は...
南方熊楠 「十二支考」
...いずれも蛇を竜の幼稚なものとしたので、出雲佐田社(さだのやしろ)へ十月初卯日ごとに竜宮から竜子を献(たてまつ)るというも、実は海蛇だ...
南方熊楠 「十二支考」
...海蛇の事は予在外中数度『ネーチュル』その他でその起原を論戦したが...
南方熊楠 「十二支考」
...これすなわち海蛇で鰻様に横扁(ひらた)き尾を具え海中に限って住むがインド洋太平洋とその近海に限る...
南方熊楠 「十二支考」
...有名な一八〇八年九月スコットランドのストロンサ島に打ち上がった五十五フィートの大海蛇は...
南方熊楠 「十二支考」
...海蛇の牙に大毒あるが...
南方熊楠 「十二支考」
...琉球で海蛇を食うなどを訛伝(かでん)したものか...
南方熊楠 「十二支考」
...海蛇を組合わせた海員仲間にありふれた種類のものです...
夢野久作 「S岬西洋婦人絞殺事件」
...海蛇(かいだ)のごとき一本の捕縄(とりなわ)が...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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