...「海蛇なんてほんとうにいるの?」しかしその問に答えたのはたった一人(ひとり)海水帽をかぶった...
芥川龍之介 「海のほとり」
...「海蛇か? 海蛇はほんとうにこの海にもいるさ...
芥川龍之介 「海のほとり」
...海蛇だのでありました...
海野十三 「怪塔王」
...クネクネとまるで海蛇(うみへび)の巣を覗(のぞ)いたときはこうもあろうかというような蠕動(ぜんどう)を始めました...
海野十三 「崩れる鬼影」
...海蛇の頸飾りそこで食事を済ませると...
橘外男 「グリュックスブルグ王室異聞」
...公爵家の海蛇(ショウ・オルム)の頸飾りといえば...
橘外男 「グリュックスブルグ王室異聞」
...絡み合った二匹の海蛇(ショウ・オルム)を象(かたど)った精巧な白金の鎖に百何十個も鏤(ちりば)めてあるという...
橘外男 「グリュックスブルグ王室異聞」
...問題の海蛇(ショウ・オルム)を帯びていた時ということになる...
橘外男 「グリュックスブルグ王室異聞」
...海蛇(ショウ・オルム)の頸(くび)飾りを奪った犯人は...
橘外男 「グリュックスブルグ王室異聞」
...海蛇の頸(くび)飾りを追っかけるのに陸の毒蛇のコブラとは! と...
橘外男 「グリュックスブルグ王室異聞」
...更に水底を匍ふ鼠色の太い海蛇に至る迄...
中島敦 「環礁」
...十六世紀にオラウスが記したスウェーデンの海蛇は長(たけ)二百フィート周二十フィート...
南方熊楠 「十二支考」
...蛇は多く卵で子を生むが蝮や海蛇や多くの水蛇や響尾蛇(ラトル・スネーク)は胎生だ...
南方熊楠 「十二支考」
...食用さるる海蛇あるは人も知るが...
南方熊楠 「十二支考」
...殺戮の罪や、契約違犯の罪など、樣々な罪を犯した神國には、巨大な海蛇や、死の船や、冷酷な惡魔ロキや、地獄のムスペルヘイムの怪人、火の巨人スゥルトウなどが、ぞく/\と押し寄せて、破滅の力をふるひ、主神オージンは狼フェンリルに殺され、雷神トォルは海蛇に打負かされ、オージンの娘フレイヤは火の巨人に殺されました...
宮原晃一郎 「スカンヂナヴィア文學概觀」
...棘(とげ)の鱗(うろこ)を持った海蛇だのが集(たか)って来て...
夢野久作 「白髪小僧」
...海蛇(かいだ)のごとき一本の捕縄(とりなわ)が...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...ときどきこっそり支那街へ海蛇(うみへび)の料理を食しにいらっしゃる...
吉行エイスケ 「新種族ノラ」
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