...「海紅(かいこう)」の世話にもなり...
芥川龍之介 「わが俳諧修業」
...しかるに同じ徳川時代にカイドウと称えて漢名の海紅すなわち海棠に充(あ)てたものは...
牧野富太郎 「植物記」
...鳥鳴くや梅津桂の薄霞 闌更山霞み海紅(くれない)の夕かな 同春風やぬぎかけ袖を吹き渡る 同春風や顔薄赤き頭痛病 同春風や君紫の袖かづく 同春雨や鼓はるかに家中町 同紫にあけゆく方や春の水 同闌更の句は総(すべ)て赤だの紫だのと...
正岡子規 「俳句上の京と江戸」
...又海紅(かいこう)の号があつたらしい...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...軍行日録に「海紅主人伊沢春安」と署してある...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
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