...八先生は見ざる真似(まね)して、少年が手に傾けた件(くだん)の畚(びく)を横目に、「生憎(あいにく)、沙魚(はぜ)、海津(かいづ)、小鮒(こぶな)などを商う魚屋がなくって困る...
泉鏡花 「悪獣篇」
...海津(かいづ)を抜き...
吉川英治 「上杉謙信」
...ここはもう完全なる敵地――信玄の勢力下であり――海津の城には...
吉川英治 「上杉謙信」
...海津の敵城は、すぐ眼のさきではないか...
吉川英治 「上杉謙信」
...すぐそこの海津城も...
吉川英治 「上杉謙信」
...海津の城へはいったのも...
吉川英治 「上杉謙信」
...敵の海津城と相距(へだ)つこともわずか一里弱でしかなかった...
吉川英治 「上杉謙信」
...海津の城に入って...
吉川英治 「上杉謙信」
...いったいここをどうしたら勝目がつくと申すのか」「われわれの愚存では、すでにこの妻女山の御陣は深入りに過ぎ、敵の大軍が、海津に拠り、諸道を占(し)めた今日となっては、はや変ずるに至難となりましたものの、なお、今のうちなれば、万策無きこともないかに思われまする」「奇をとって変ずべしとか」「さればです...
吉川英治 「上杉謙信」
...海津の城は望めるかの」謙信の質問は平易なことでありその声はやさしかった...
吉川英治 「上杉謙信」
...こよいは海津の方面に...
吉川英治 「上杉謙信」
...彼方の海津城の一点にむすばれている...
吉川英治 「上杉謙信」
...海津に煙が立ち昇っている...
吉川英治 「上杉謙信」
...必定(ひつじょう)はこよいのうちに海津の大軍...
吉川英治 「上杉謙信」
...甲軍の海津の城でも...
吉川英治 「上杉謙信」
...海津城の方へ引揚げてしまった...
吉川英治 「上杉謙信」
...海津近傍に七千余の兵力を出した...
吉川英治 「新書太閤記」
...海津(かいづ)に駐(とど)めてある鍋丸の軍勢の三分の一を分けて...
吉川英治 「新書太閤記」
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