...父子の間にとかくの浮説が出来ると云うのも直談(じきだん)がないからである...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...爆弾を投げるとかさまざまな浮説が聞こえて来る...
寺田寅彦 「震災日記より」
...官製のニュース以外に出た社会的刺激になる報道は総て流言・飛語・浮説・と見做された...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...すると流言浮説がこの法律の最後のねらいどころだといわねばなるまい...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...「逓信その他何等の方法を以てするを問わず右の目的を以て治安を妨害すべき流言浮説をなしたる者」に対して同じく三年以下の体刑を課するという二つの点にあるのである...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...之は実は例の「流言浮説」という物と関係があるのである...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...処が治安を妨害すべき流言浮説というものが又判らないものなのだ...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...ではなぜ流言浮説を治安妨害的なものであるかのように...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...処が該法案は「怪文書」を取締ると称して「流言浮説」の取締りの法文を決めようとする...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...官製のニュース以外に出た社会的刺激になる報道は総て流言・飛語・浮説・と看做された...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...之によって記者達は流言浮説をなしたという廉で(社内では事実そう見なくても社会上の名分ではそういうことになる)...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...各種の浮説が喧伝せられ...
戸坂潤 「社会時評」
...それは世の浮説でしょう...
三宅花圃 「藪の鶯」
...一方先生の親切な警告は私利をはかるための浮説とそしられ...
武者金吉 「地震なまず」
...「わしの家はなぜか病人がたえない」とか、「こう災難つづきなのは、何かのたたりに違いない」とか、それと反対に、「うちの躄(いざり)が立った」などというのもあるし、「五斗米教のお札を門(かど)に貼ってから、奇妙に盗賊が押しかけて来ない」などと、迷信、浮説、嘘、ほんと、雑多な声に醸(かも)されながら、いつのまにか漢中におけるこの妖教の勢力とその殿堂は、国主を凌(しの)ぐばかりであった...
吉川英治 「三国志」
...「いったいあのような浮説は...
吉川英治 「新書太閤記」
...奇々怪々な浮説が云い囃された...
吉川英治 「源頼朝」
...武蔵について種々な浮説が伝えられていた...
吉川英治 「宮本武蔵」
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