...自分も何だか気が浮立つて...
石川啄木 「雲は天才である」
...自分も何だか氣が浮立つて...
石川啄木 「雲は天才である」
...足人も少歳も一齊に元氣づき自づから浮立つ調子に...
伊藤左千夫 「古代之少女」
...気も浮立つ程嬉しかった...
伊藤左千夫 「守の家」
...と女中はてん/″\に浮立つゝ...
永井荷風 「上野」
...色と響と匂のみ浮立つ黄昏(たそがれ)の來るのを待つて...
永井荷風 「鴎外先生」
...色彩ばかり浮立つ幻覚に唯だどんよりと静まり返っているのです...
永井荷風 「監獄署の裏」
...柔い線をば浮立つばかり鮮かにさせて居る...
永井荷風 「新歸朝者日記」
...花見時分の好天気に世間一体何となく浮立つてゐるので...
永井荷風 「来訪者」
...浮立つばかりその輪郭を鋭くさせていたので...
永井荷風 「霊廟」
...浮立つばかりのメロディが私を誘惑した...
原民喜 「童話」
...スタンドの灯のややほのかな逆光に浮立つ白さを眺めたり大いにたのしみました...
宮本百合子 「獄中への手紙」
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