...浮世の風は知らざる身の...
泉鏡花 「海城発電」
...一歩外へ出れば浮世の風に吹きまくられて噂が噂を生み...
犬養健 「“指揮権発動”を書かざるの記」
...皮膚も成るべく浮世の風に当てゝ辛抱させ...
丘浅次郎 「自然の復讐」
...浮世の風雪が彼を磨いたのだらう...
種田山頭火 「其中日記」
...青年男女を浮世の風にあてるという意味で学校などというものより以上に人間の教育に必要な生きた教育機関であるかもしれないのである...
寺田寅彦 「沓掛より」
...「浮世の風」となるとこんな二つや三つくらいの因子でなくてもっと数え切れないほど沢山な因子が寄り集まって...
寺田寅彦 「夕凪と夕風」
...里飛びたちし鶴の子が去りて歸らぬ松一株(いつしゆ)花なき色は替らねど枯れては恨む糸櫻吹くや淋しきすさまじき幾代浮世の風のねに命の汀眺むれば寄するも憂しや老の波...
土井晩翠 「天地有情」
...一歩浮世の風の当(あた)り悪(にく)い安全な地に移って来たように感じた...
夏目漱石 「思い出す事など」
...浮世の風にあたっている御母(おっか)さんだ...
夏目漱石 「趣味の遺伝」
...ただ森本の浮世の風にあたる運命が近いうちに終りを告げるとする...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...のみならずその砌(みぎ)りは浮世の風中(かざなか)にふわついておらなかったに相違ないが...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
......
野口雨情 「雨情民謡百篇」
......
野口雨情 「極楽とんぼ」
...日ごろでさえも浮世の風があまり露骨には吹きつけぬ界隈...
久生十蘭 「魔都」
...将来有為の男児をば無残々々(むざむざ)浮世の風に晒(さら)し...
福田英子 「妾の半生涯」
...私は子供にも浮世の風はあてまいと決心して...
水上滝太郎 「遺産」
...浮世の風に当ることにはなったのである...
柳田国男 「山の人生」
...浮世の風に吹き晒(さら)されてみればわかる...
夢野久作 「名娼満月」
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