...だんだん浮き足が立つようになった...
芥川龍之介 「素戔嗚尊」
...まえの方へと浮き足になるんで...
岩野泡鳴 「戦話」
...司令部がもう浮き足立っていると言うじゃないか」宇治は顔を蒼くして...
梅崎春生 「日の果て」
...浮き足で歩きながら笑った...
徳田秋声 「足迹」
...浮き足となって終に上の庄まで引いた...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...浮き足だったらおしまいだ...
永井隆 「長崎の鐘」
...もう浮き足立っている...
火野葦平 「花と龍」
...浮き足でゐながらも...
横光利一 「悲しみの代價」
...文面に顕れた明るさが却って浮き足立ったものに見え...
横光利一 「旅愁」
...ふと意味なく自分もともに浮き足立って来るもののあるのが怪しまれた...
横光利一 「旅愁」
...大将を失って浮き足立つ残軍...
吉川英治 「三国志」
...二緒戦の第一歩に、大将を失った徐晃軍は、急襲してきたその勢いを、いちどに怯(ひる)ませて、先鋒の全兵みな、わあと、浮き足たった...
吉川英治 「三国志」
...浮き足のあの敵勢へ...
吉川英治 「私本太平記」
...そしてひとたび浮き足立った自失のなだれは加速度を加えるばかりで...
吉川英治 「私本太平記」
...浮き足みだしてくずれ立ってきた...
吉川英治 「神州天馬侠」
...いよいよ浮き足立てて...
吉川英治 「新書太閤記」
...自身の周囲すら浮き足たって来たのを見て...
吉川英治 「新書太閤記」
...――なぜ、一群の鉄騎を先に立て、かれの浮き足に、追撃をお仕かけなさらぬのでございましょう...
吉川英治 「新書太閤記」
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