...最近は浮き草のやうなたよりない気がして来た...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...もう一種の浮き草のようなものがあったのだと記憶している...
寺田寅彦 「池」
...ポーラはやはり浮き草のようなポーラであるところにこの劇の女主人公としての意義があり...
寺田寅彦 「自由画稿」
...水かさのました稲田から流れ込んだ浮き草が...
寺田寅彦 「竜舌蘭」
...水上に浮かぶ二つの浮き草の花が水中に隠れた根によって連絡されているようなものである...
寺田寅彦 「連句雑俎」
...いちめんの蓮のほかに水葵(みずあおい)と蒲(がま)かなにかごちゃごちゃに茂って浮き草が敷きつめたようになっている...
中勘助 「妹の死」
...流れ浮き草……風吹くままに……人も無げなるこの振舞いに地団駄踏んだ警官連...
モウリス・ルブラン 新青年編輯局訳 「水晶の栓」
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