...子供らしい浮き浮きした冒険の念ばかりが働いていた...
有島武郎 「或る女」
...田川夫人の事があってからただ何となく心が浮き浮きしてしようがなかった...
有島武郎 「或る女」
...やはり浮き浮きするのだが...
太宰治 「火の鳥」
...足が地に着かんように浮き浮きして...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...浮き浮きして見えたりした...
徳田秋声 「爛」
...浮き浮きしたおどけたものだった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...今はなんだか自分も浮き浮きして...
中里介山 「大菩薩峠」
...浮き浮きと弾んで美しく見える内地女の顔を近藤は羨しそうに呆(ぼ)んやりと眺め...
中村地平 「霧の蕃社」
...ひどく浮き浮きしていた...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...働くやうになつてから急に浮き浮きとしだした妻や...
北條民雄 「道化芝居」
...車の快走で気持ちが浮き浮きする為か...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...浮き浮き寝室へ向かった...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...浮き浮きしてさえいるような調子で...
山本周五郎 「新潮記」
...おみやは浮き浮きしていた...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...」浮き浮きして云う千鶴子を久慈は抱きかかえるようにして...
横光利一 「旅愁」
...それが却って周囲の三人に浮き浮きとした雑談を湧き上らせた...
横光利一 「旅愁」
...腰の浮き浮きする不快さが加わっていくばかりだった...
横光利一 「旅愁」
...どこか浮き浮きしている自分だなと思った...
横光利一 「旅愁」
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