...この鉢は又底のまはりに翼らしい模様を浮き上らせてゐた...
芥川龍之介 「歯車」
...それはすこしばかり浮き浮きしたような声でした...
梅崎春生 「Sの背中」
...するとヨットは急に軽く浮き上って...
大阪圭吉 「死の快走船」
...小さい粟粒のようなものが眼の前へ無数に浮き上って...
谷崎潤一郎 「The Affair of Two Watches」
...いつかしら再び浮き出して来る...
田山録弥 「心の絵」
...充(み)たされないままに硬化しかけていた彼の魂を浮き揚がらせてしまった...
徳田秋声 「仮装人物」
...この可能性に動向を与え・嚮導し・浮きを与えるという...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...浮き立ての蓮の葉を称して支那の詩人は青銭(せいせん)を畳むと云った...
夏目漱石 「虞美人草」
...青々と浮きあがり...
火野葦平 「花と龍」
...また中には非常にくっきり浮きたつような...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...青筋が額に浮き出た...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...川尻のあたりに浮き出てゐる小さな三角洲に鴎が群れてゐるのがはつきり見えた...
牧野信一 「鶴がゐた家」
...おみやは浮き浮きしていた...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...表は浮き立つようなざわめきで賑(にぎ)わっていた...
山本周五郎 「柳橋物語」
...太い青筋をモリモリと浮き上らせていたが...
夢野久作 「幽霊と推進機」
......
横瀬夜雨 「花守」
...浮き足のあの敵勢へ...
吉川英治 「私本太平記」
...浮き腰立てる仲間たちを...
吉川英治 「平の将門」
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