...ポカポカ浮いているし...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...夜眼にもくっきりと浮いている...
海野十三 「白蛇の死」
...宙に浮いているのは...
江戸川乱歩 「探偵少年」
...そこに鴨が浮いているので...
豊島与志雄 「話の屑籠」
...向うに見下(みおろ)す不忍(しのばず)の池(いけ)一面に浮いている破(や)れ蓮(はす)の眺望(ながめ)が...
永井荷風 「曇天」
...わたくしは枯蘆の中の水たまりに宵(よい)の明星(みょうじょう)が々(けいけい)として浮いているのに...
永井荷風 「元八まん」
...それで沖に浮いている舟が焼けはしないかと小さい子が心配した...
永井隆 「この子を残して」
...幾つも幾つも浮いているところは見られたものじゃない」「業(ごう)さらしです...
中里介山 「大菩薩峠」
...その当座は膏(あぶら)が浮いている...
中里介山 「大菩薩峠」
...盛り上がる七子(ななこ)の縁(ふち)が幽(かす)かに浮いている...
夏目漱石 「虞美人草」
...広い蒼(あお)い海の表面に浮いているものは...
夏目漱石 「こころ」
...深くして浮いているものは水底の藻(も)と青年の愛である...
夏目漱石 「野分」
...役者の写真の浮いている水玉のかんざしを...
長谷川時雨 「西洋の唐茄子」
...永遠なんぞと云うものがあるものか永遠は耳のそばを吹く風なり宵あかり 只島々は浮いている乳母車のようにゆれている考古学者もほろびてしまう……...
林芙美子 「新版 放浪記」
...どうやら海水に浮いているようだ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「幽霊島」
...くっきり青空に浮いているのが見えた...
宮本百合子 「或る日」
...流れに揺れている細い杭の周囲にはコルクの栓が密集して浮いている...
横光利一 「旅愁」
...「大層お色の悪い――冷たい汗が浮いているではござりませぬか...
吉川英治 「剣難女難」
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