...見える見える、地球が、大きな球のかたちをして、雲にとりまかれつつ、宙に浮いている...
海野十三 「火星兵団」
...月らしいものが浮いている...
海野十三 「火星兵団」
...それはどの便所も/\悉く黄色いものがぷか/\と浮いていることである...
高浜虚子 「丸の内」
...この空間に浮いているようなこころもちを現わしているようである...
中井正一 「美学入門」
...左の方に同じような木造の橋が浮いている...
永井荷風 「深川の唄」
...浮いているように見えるだけである...
中谷宇吉郎 「雨を降らす話」
...真空中に浮いていることになる...
中谷宇吉郎 「宇宙旅行の科学」
...それが何故落ちて来ないで空中に浮いているかという点をちょっと説明しておこう...
中谷宇吉郎 「樹氷の科学」
...つまり宙に浮いているのだが...
久生十蘭 「泡沫の記」
...空に浮いているようにも...
牧逸馬 「土から手が」
...くっきり青空に浮いているのが見えた...
宮本百合子 「或る日」
...筋肉は一つ一つ浮いている...
森鴎外 「花子」
...山から流したものがよく浮いている...
柳田国男 「母の手毬歌」
...体が宙に浮いているような感じだった...
山本周五郎 「花も刀も」
...空のまん中に浮いている雲だの...
夢野久作 「人の顔」
...その光りで船首に近い海の上に二つの死骸の袋がポッカリと並んで浮いているのが見えた...
夢野久作 「幽霊と推進機」
...フワリと草の上に浮いているのは...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...矢羽の先が浮いている木の葉の中へ...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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