...彼女は浪漫主義者で、いつも夢見がちな考えを口にする...
...ヨーロッパの歴史において、浪漫主義は18世紀末に起こった...
...この小説は浪漫主義をモチーフにしている...
...映画の中で、主人公たちは浪漫主義を追求している...
...彼の詩は浪漫主義的な雰囲気を醸し出している...
...新浪漫主義を唱(とな)える人と主観の苦悶(くもん)を説く自然主義者との心境にどれだけの扞格(かんかく)があるだろうか...
石川啄木 「時代閉塞の現状」
...浪漫主義の歴史的起源をなす...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...浪漫主義の端初をなすと云われるが(物語『新エロイーズ』)...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...主論文は「ヒューマニズムと宗教的態度」であり、之に「現代芸術と、その哲学」、「浪漫主義、と古典主義」、「ベルグソンの芸術論」、「ベルグソンの哲学」、其の他が続く...
戸坂潤 「読書法」
...すると浪漫主義を中世主義と解釈せぬ以上はスコットとモリスとを同じ浪漫派に入れるのが妙になって来ます...
夏目漱石 「創作家の態度」
...つまり浪漫主義も自然主義も文芸家専有の言語ではないという意味が分ればその結果自然の勢いでこれらがまた前説明した二種の道徳と関係して来ると云うのであります...
夏目漱石 「文芸と道徳」
...二種類の文学のうち(ことに浪漫主義の文学のうち)道徳の分子の交って来ないものは頭から取除(とりの)けて考えていただきたい...
夏目漱石 「文芸と道徳」
...第三章 浪漫主義と現実主義上来述べ来(きた)ったように...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...即ち浪漫主義や人道主義の言うところはこうである...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...抒情詩的もしくは叙事詩的陶酔感をあたえるところの浪漫主義的傾向の文学である...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...あらゆる浪漫主義は...
堀辰雄 「詩人も計算する」
...この若き浪漫主義者は自分から青春の失はれゆく日の胸ゑぐらるるがごとき思ひを歌つてゐる...
堀辰雄 「ノワイユ伯爵夫人」
...最大の幸福において浪漫主義者たちは時間の限りなき「流れ」を体験した...
三木清 「ゲーテに於ける自然と歴史」
...ゲーテは浪漫主義者たちよりも却て歴史的であつたと云はれ得る...
三木清 「ゲーテに於ける自然と歴史」
...浪漫主義は遙かなるもの...
三木清 「ゲーテに於ける自然と歴史」
...青春の浪漫主義を自由に解放し得るほど時代が平和だったのである...
三木清 「わが青春」
...目次のゲラをみると、これまでの既成文学史と同様に、写実主義時代、浪漫主義時代、自然主義時代と順を追って、プロレタリア文学、モダニズムとすすんでいる...
宮本百合子 「「現代日本小説大系」刊行委員会への希望」
...ここに日本画を現在の浪漫主義から救う唯一の道がありはしないか...
和辻哲郎 「院展遠望」
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