...天風海濤(てんぷうかいたう)の蒼々浪々たるの処...
芥川龍之介 「骨董羹」
...その浪々の道すぢを自分に言訳するために...
武田麟太郎 「大凶の籤」
...飄々浪々(ひょうひょうろうろう)としてこの岩倉谷に入り込みました...
中里介山 「大菩薩峠」
...津田君が三十匁の出殻(でがら)を浪々(なみなみ)この安茶碗についでくれた時余は何となく厭(いや)な心持がして飲む気がしなくなった...
夏目漱石 「琴のそら音」
...浪々の身になつてからは...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...浪々の身ではそんな佛壇を裏長屋に置くわけにも行かないと仰しやつて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...浪々の身になった倅を誘って...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...今は浪々の身で金ツけとは縁がない...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...今は浪々の身であつても...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...五年ほど前浪々の身で亡くなりました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...それ以来ながらくの浪々...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...山野一郎・原田耕造など目下浪々の人々来る...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...云はゞ奴の為に私はこのやうに浅間しい浪々の身分とは化したのである...
牧野信一 「酒盗人」
...わしは根岸に住居いたして当時浪々の大戸主水(もんど)...
三上於兎吉 「艶容万年若衆」
...しまいに持彦も官を免ぜられて浪々の身となってしまうであろう...
室生犀星 「花桐」
...何卒今宵はこのままお暇下しおかれとう存じまする」「玄蕃が浪々のうちはとにかく...
吉川英治 「剣難女難」
...その浪々中困窮はしたろうが...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...このままにしておきますか」「浪々して以来の置物(かたみ)...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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