...浜町、新浜町、大町、米町、新町、柳町、寺町、堤町、塩町、蜆貝町、新蜆貝町、浦町、浪打、栄町...
太宰治 「津軽」
...矢張りまた前年(いつか)のように浜町か蠣殻町(かきがらちょう)らしいの...
近松秋江 「別れたる妻に送る手紙」
...まだ少し時間は早かったが日本橋通りをぶらぶらするのも劇場の中をぶらぶらするのも大した相違はないと思って浜町(はまちょう)行のバスを待受けた...
寺田寅彦 「初冬の日記から」
...浜町を抜けて明治座前の竈河岸(へっついがし)を渡れば...
永井荷風 「桑中喜語」
...浜町河岸から駒形まで...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...小舟で浜町川岸から向う両国に渡り...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...浜町河岸で逢ったのは...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...*それから一刻(いっとき)あまり、橋の上の往来の全く絶えた頃、浜町の方から、月下の橋へ急ぎ足に差しかかった娘があります...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...浜町河岸の石置場...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...すぐそこの浜町(はまちょう)に居ります...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...浜町の吉三郎の家へ飛んだことは言うまでもありません...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...浜町河岸か、両国橋だ、行って見ろ」平次も八五郎も、其処に居る人足も、女共まで飛出しましたが、お余野の姿は何処にも見えず、二日経ってから、中洲のあたりで、その水死体を見付けたのは浅ましいことでした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...月下の町を浜町の方へ去り行く役人の後ろ姿を見送り乍ら...
野村胡堂 「礫心中」
...日劇連の「青春五人男」の歌のけい古を一寸見て、小劇場へ三益の一人トーキーをきゝ、約束の滝村とルパンで会ひ、それから浜町へ、屋井が待ってるので行く、英太郎を呼んで芸談に花が咲き、へと/\になり三時頃帰宅...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...小浜町(おばままち)がその中心地であります...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...浜町の河岸の石垣を直していたときで...
山本周五郎 「ひとでなし」
...浜町の日本橋クラブに円朝会というのを催した...
山本笑月 「明治世相百話」
...浜町の別宅に納まってもらっても...
吉川英治 「江戸三国志」
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