...浅香山を...
泉鏡花 「海神別荘」
...浅香(あさか)と云う乳母がお姫様のあとを追って苦労をしたりするのなぞは...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...今でも浅香のような姿であの歌を唄いながら行く女を往々町で見かけることが珍しくないのを思えば...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...精々浅香などですが...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...そこから伊勢の浅香城へというふうに転々と行子の身柄を移す...
久生十蘭 「うすゆき抄」
...浅香城に居るのをつきとめて逢いに行くが...
久生十蘭 「うすゆき抄」
...浅香光代「女剣劇」を読み...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...浅香光代「女剣劇」読了...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...浅香山浅くも人を思はぬになど山の井のかけ離るらんこの歌が書いてある...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...右は沈の木の箱に浅香(せんこう)の下机(したづくえ)...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...朱雀院のは塗り物でない浅香の懸盤(かけばん)の上で...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...明石の尼君の分も浅香の折敷(おしき)に鈍(にび)色の紙を敷いて精進物で...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...浅香(せんこう)の木の折敷(おしき)二つに菓子と杯を載せて御簾(みす)から出された...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...「つららとぢ駒(こま)踏みしだく山河(やまかは)を導(しる)べしがてらまづや渡らんそれが許されましたなら影さえ見ゆる(浅香山影さへ見ゆる山の井の浅くは人をわれ思(も)はなくに)の歌の深い真心に報いられるというものです」といどむふうを見せた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...父宮へも浅香木の折敷(おしき)...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
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