...浅草紙で包んでください...
...寺社でお守りを買って、浅草紙に包んでもらいました...
...浅草紙を手に入れるために、浅草寺まで行きました...
...アンティークな浅草紙を見つけたので、思わず買ってしまいました...
...紙袋に浅草寺の絵柄を印刷する場合、浅草紙を使用するのが好まれます...
...繩(なわ)でくくった浅草紙や...
芥川龍之介 「水の三日」
...ところがその荒物屋の前へ来ると、浅草紙、亀(かめ)の子(こ)束子(だわし)、髪洗粉などを並べた上に、蚊やり線香と書いた赤提燈が、一ぱいに大きく下っている――その店先へ佇(たたず)んで、荒物屋のお上さんと話しているのは、紛(まぎ)れもないお敏だろうじゃありませんか...
芥川龍之介 「妖婆」
...昔わが子供(六十年前)時代の浅草紙にて張れる疎雑(そざつ)なる色彩のものとは雲泥(うんでい)の相違にて上等となつた...
淡島寒月 「江戸の玩具」
...浅草絵は浅草紙に泥絵具で描いたものにしろ...
内田魯庵 「淡島椿岳」
...こう一枚の浅草紙になってしまった今では再びそれをたどって見るようはなかった...
寺田寅彦 「浅草紙」
...ともかくもある意味ではやはり思想上の浅草紙の弁護のようにも思われる...
寺田寅彦 「浅草紙」
...浅草紙をまた膝の上へ置いたまま...
寺田寅彦 「浅草紙」
...泥色(どろいろ)をした浅草紙を型にたたきつけ布海苔(ふのり)で堅めた表面へ胡粉(ごふん)を塗り絵の具をつけた至って粗末な仮面である...
寺田寅彦 「自由画稿」
...そうして自分のはき出す呼気で面の内側が湿って来ると魚膠(うおにかわ)のにおいやら浅草紙のにおいやらといっしょになって実に胸の悪い臭気をかもし出すのであった...
寺田寅彦 「自由画稿」
...黒い浅草紙を使ったりしてごらんなさい……みられたものじゃありません...
豊島与志雄 「死の前後」
...「おや?」茂七は死骸の下になっていた浅草紙を取出しました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...でも平次は浅草紙の文句を出して...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...あまり綺麗じゃございませんよ」茂七は下男部屋から浅草紙を二...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...寮の下男部屋から浅草紙を持出し...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...次は吉三郎と、総助と、主人の源吉と、――これが男の筆蹟(て)だ」ガラッ八は帳面、巻紙、小菊、浅草紙、いろいろの紙に書いたものを並べました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...朝早く屑市場へ浅草紙を造る屑を択(よ)りに通った...
林芙美子 「清貧の書」
...それを浅草紙で乱暴に拭いてから...
山本周五郎 「青べか物語」
...それを浅草紙で乱暴に拭(ふ)いてから...
山本周五郎 「青べか物語」
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