...流風遺韵(いいん)...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...滔々(とうとう)たる流風...
福沢諭吉 「女大学評論」
...この點でも西洋の流風に習つて宴會の卓上演説が巧みになつて來た...
正宗白鳥 「私も講演をした」
...むりに中流風にしている服装や...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トビアス・ミンデルニッケル」
...いい加減な弟子を後世に残して流風を堕落させては師匠の相伝に対して相済まぬ...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...その他数次の演能を開催して流風の宣揚に力(つと)めたものであるが...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...金春の流風は古雅なプリミチブな技巧を多く含んだ流儀で...
夢野久作 「能とは何か」
...その流風は観世の円満味を多角的に分解し...
夢野久作 「能とは何か」
...いずれにしても二者共にその流風は完成されたものとなっていて...
夢野久作 「能とは何か」
...流風を宣揚するとする...
夢野久作 「能とは何か」
...自奮自励して流風を向上させ...
夢野久作 「能とは何か」
...流風は地味であったが...
吉川英治 「剣の四君子」
...その流風を慕って...
吉川英治 「剣の四君子」
...前から東軍流の流風が尊重されていた...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...武蔵の流風を冷笑していた...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...同じく玄宗(げんそう)時代の流風を伝えたにしても...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...それはガンダアラの流風が漢式に変質されたものであって...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...この対立はやがて美術文芸の潮流の内に王朝の流風を追う表現法と極度に官能的要素を没却する表現法との対峙となって現われるのである...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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