...千八百八十年に Rarahu を出して一躍流行児になつた...
芥川龍之介 「続野人生計事」
...紅葉門下の風葉(ふうよう)鏡花(きょうか)が徐々(そろそろ)流行児(はやりっこ)となり掛けた頃には硯友社の勢力は最早峠の絶頂を越していた...
内田魯庵 「硯友社の勃興と道程」
...倫敦の流行児となったエリックという人造人間...
海野十三 「人造物語」
...流行児の集まる公園に出懸けて自分の下着を見せたくて堪らなかった...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...ベートーヴェンが――いずくんぞ知らん――流行児だったのだ...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...流行児の一画家が描いたもので...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...レオン・ムーエーというやはり流行児で...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...――流行児である間は何をしても構わなかった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...彼はこんどは軽薄才士や流行児などの旧敵によって保護された...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...それから彼が素晴らしい勢となって一代の流行児となったのだが...
中里介山 「生前身後の事」
...流行児らしく、一面には敵を作ったにしても、一方未知の芸術家達は、ショパンのために、争ってその作品を捧(ささ)げるようになっていたのである...
野村胡堂 「楽聖物語」
...吉原(なか)ではいま流行児(はやりっこ)ですが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...きょとんとした顔をしてサ――いい流行児(はやりっこ)が...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...渡辺慧氏などという新型のジャーナリズム流行児の出現にも注目されます...
宮本百合子 「新しい抵抗について」
...彼等を流行児にしたのであって...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...ごく少数の流行児をのぞいて...
三好十郎 「抵抗のよりどころ」
...随筆の流行児といふものは全く沢山ゐない...
室生犀星 「「鶴」と百間先生」
...日本的に銘記してしまった西都文壇の巨匠でもあり流行児であった...
吉川英治 「梅※[#「風にょう+思」、第4水準2-92-36]の杖」
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