...イギリスのロマン主義時代の流行児だつた「僧」の作家ルイズさへやはりこのシリイズの中の一人である...
芥川龍之介 「文芸的な、余りに文芸的な」
...紅葉門下の風葉(ふうよう)鏡花(きょうか)が徐々(そろそろ)流行児(はやりっこ)となり掛けた頃には硯友社の勢力は最早峠の絶頂を越していた...
内田魯庵 「硯友社の勃興と道程」
...倫敦の流行児となったエリックという人造人間...
海野十三 「人造物語」
...三年まえから読み物界でひっぱりだこの流行児になっていた...
江戸川乱歩 「影男」
...往時の超人らは流行児となっていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...それから彼が素晴らしい勢となって一代の流行児となったのだが...
中里介山 「生前身後の事」
...めきめきと流行児になっているから...
中里介山 「大菩薩峠」
...一時流行児(はやりっこ)となって大いにもてはやされたが...
新渡戸稲造 「自警録」
...ルーベンスは前古未曾有の流行児で...
野上豊一郎 「レンブラントの国」
...一躍楽壇の流行児にまで押し上げられてしまったのは不思議な好運であった...
野村胡堂 「楽聖物語」
...一時日本文壇の流行児でさへもあつた...
萩原朔太郎 「ニイチェに就いての雑感」
...シュヴァリエの「流行児」は...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...雪之丞ほどの流行児を...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...渡辺慧氏などという新型のジャーナリズム流行児の出現にも注目されます...
宮本百合子 「新しい抵抗について」
...流行児といふものは大抵小説家に限られたものであつた...
室生犀星 「「鶴」と百間先生」
...そして流行児になられたのであつた...
室生犀星 「「鶴」と百間先生」
...スバラシイ花輪や流行児(はやりっこ)の歌い手らしい男や女の写真が...
夢の久作(夢野久作) 「人間腸詰」
...日本的に銘記してしまった西都文壇の巨匠でもあり流行児であった...
吉川英治 「梅※[#「風にょう+思」、第4水準2-92-36]の杖」
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