...流石の法医学者も...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...流石の怪物もギョッとしたらしく...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...流石の実業界の英雄も...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...この指紋は……」流石の警部も...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...いつも明智が窓際の読書から寝室に退く、十時に五分前というきわどい時刻、流石の名探偵も、全く予想しなかったであろう様な、思いもかけぬ方角から、賊の最後の非常攻撃が行われ、しかもそれがまんまと効を奏したのである...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...こいつは少し変な具合だね」流石の大宅も目の色を変えていた...
江戸川乱歩 「鬼」
...それが信じられないのです」流石の鬼警部も...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...流石の猛獣も飛道具には敵(かな)わぬ...
江戸川乱歩 「恐怖王」
...」とおだやかに言われて流石の馬鹿も人間らしい心にかえったか...
太宰治 「新釈諸国噺」
...おれのとこでは、梶原剛氏に劇評たのんだのだが、どうです、あのおぢいさん涙を流さんばかり、オリガの苦悩を、この女優に依つてはじめて知らされた、と、いやもう、流石のぢいさん、まゐつてしまつた...
太宰治 「火の鳥」
...流石のおりんもグウの音も出ないで...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のをんな」
...流石の文殊師利にも何うにもならないやうなすさまじい場景を幾つも幾つも展開してからである...
田山録弥 「くつは虫」
...苟くも槍試合でもあつたなら(whenever there was any tilting)行きたくて燃え立つばかり(was on fire to go)、して、(流石の)サー、ケーも、若し全く(really)何にかまた吩附ける仕事が(him another task)見つからぬ時は、いや々々ながら彼を許してやるのであつた...
テニソン Tennyson 菅野徳助、奈倉次郎訳 「アーサー王物語」
...流石の悪漢もただ茫然として...
コナン・ドイル 三上於莵吉訳 「暗号舞踏人の謎」
...で流石の宗教出版物の大量生産にもすでに限度がおかれた今日...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...「流石のおばあさんも...
外村繁 「日を愛しむ」
...流石の私もこのように亢奮している夜に...
浜尾四郎 「悪魔の弟子」
...流石の音吉も汗ビッショリになって恐れ入ってしまった...
夢野久作 「S岬西洋婦人絞殺事件」
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