...え?――」流石の大江山課長も今度は朱盆(しゅぼん)のように真赤になって...
海野十三 「流線間諜」
...流石の宗像博士もこの恐怖の部屋には...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...流石のわしも兜を脱いだ...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...流石の明智も、この事件では、いらざる差出口(さしでぐち)をして、却って新進宗像博士の引立て役を勤めたかの観があった...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...「そうだよ」流石の明智もいくらか青ざめていた...
江戸川乱歩 「一寸法師」
...だが流石の彼も、この世界一周機と、黄金仮面の犯罪事件との間に、あんな不思議な因縁が結ばれていようとは、夢にも知る由はなかったのである...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...流石の猛獣も飛道具には敵(かな)わぬ...
江戸川乱歩 「恐怖王」
...流石の伯父さんも...
江戸川乱歩 「黒手組」
...流石の彼もこの吉報には少なからず興奮していた...
江戸川乱歩 「心理試験」
...これには流石の社会学会の会衆も異議をまずにはいられなかった*...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...で流石の宗教出版物の大量生産にもすでに限度がおかれた今日...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...流石の十勝もこの冬は妙に暖かくて...
中谷宇吉郎 「映画を作る話」
...流石の大河内博士も少々辟易されたそうであるが...
中谷宇吉郎 「「光線の圧力」の話」
...これには流石の豪傑大森彦七もすつかりあわてゝしまひました...
松本幸四郎 「大森彦七と名和長年」
...T「巾着切のおじちゃん遊ぼうよ」これには流石の三次も面喰らった...
山中貞雄 「恋と十手と巾着切」
...流石の私も肝ッ玉が飛上りました...
夢野久作 「S岬西洋婦人絞殺事件」
...流石の大地震も大火事も...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...流石の我侭者の私も...
若杉鳥子 「職業の苦痛」
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