...これには流石に驚いたと見えて...
芥川龍之介 「地獄変」
...流石に御驚きになつたでございませう...
芥川龍之介 「地獄変」
...三人の追手は、不吉な暗黒と血潮の部屋に入ることを、流石に躊躇して、その入口に踏み止まった...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...流石に可哀相(かあいさう)になつて...
薄田泣菫 「茶話」
...末弟も流石にそれを授与されて胸に吊り下げられると...
太宰治 「ろまん燈籠」
...流石に母親も覚えてゐて...
田山録弥 「父親」
...窕子の頭には對屋の中の光景――流石に登子も驚いてゐるであらうと思はれるさまや...
田山花袋 「道綱の母」
...流石に好い気持はしなかった...
近松秋江 「別れたる妻に送る手紙」
...妻は流石に避妊具は携帯しなかったようである...
外村繁 「澪標」
...流石に第一流の國士たる品位は備はりて侵かし難く...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...流石に杜甫はえらいと思ふ...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...流石に此の店が美味かった...
古川緑波 「甘話休題」
...料理は流石にうまかった...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...流石にさまざまの變遷を物語るものがなければならない...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...流石に一寸苦笑したようだった...
蘭郁二郎 「魔像」
...「ウフ! 流石に驚いたね!」と自分...
若山牧水 「一家」
...そとから入れば流石に部屋は暑苦しく...
若山牧水 「樹木とその葉」
...流石に廣かつた林も次第に淺く...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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