...高倉宮亦南都に走らむとして途に流矢に中りて薨じ給ひぬ...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...奔流矢を射るごとき淵に出た...
押川春浪補 「本州横断 痛快徒歩旅行」
...どこからともなく流矢が飛んで来て...
薄田泣菫 「独楽園」
...流矢に当って苦しんでおられる...
田中貢太郎 「申陽洞記」
...流矢に中(あた)って...
田中貢太郎 「西湖主」
...李陵の馬が流矢(ながれや)に当たったとみえてガックリ前にのめった...
中島敦 「李陵」
...夜の世界に流矢の疾(と)きを射る...
夏目漱石 「幻影の盾」
...神武紀孔舎衛坂(くさえのさか)の戦の条に「流矢ありて五瀬命(いつせのみこと)の肱脛(ひじはぎ)に中(あた)れり云々」...
柳田國男 「地名の研究」
...『日本紀』の流布本もまたこれによりて流矢をイタヤグシと訓(よ)んでいる...
柳田國男 「地名の研究」
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