...ひとすじの川が流れでて...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「眠りの精」
...挨拶などは固(もと)よりお流れである...
伊藤左千夫 「浜菊」
...あれは恐らく千曲(ちくま)の流れで...
田山花袋 「重右衛門の最後」
...すなわち吾人の直感する不可逆な時の流れではあるまいか...
寺田寅彦 「時の観念とエントロピーならびにプロバビリティ」
...じかに流れで濯(すす)いだりして...
徳田秋声 「縮図」
...共通にあったドイツ近代精神の流れでもあった...
中井正一 「生きている空間」
...その日はそれでお流れです...
中里介山 「大菩薩峠」
...これから裏の流れでタナゴでも釣つて來るから...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...限り知れぬ群集の流れであつた...
牧野信一 「変装綺譚」
...例えば会の流れでも...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...借金のかた流れで大分手に入れたかんなあ...
三好十郎 「斬られの仙太」
...この流れでサケをとり...
セルマ・ラーゲルレーヴ Selma Lagerlof 矢崎源九郎訳 「ニールスのふしぎな旅」
...彼はまだ活溌にはねている鯉を押え、その口から鉤を外すと、鯉はそのままにして、流れで手を洗い、洗った手を拭きながら、元の流木へ腰をかけた...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...渡つてゆくちよろちよろの小流れで...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...不斷の生命の流れであつた...
吉江喬松 「霧の旅」
...「木像蟹(もくぞうがに)が庭の流れで小蟹と遊んでいるわえとホホ笑まれたぞ...
吉川英治 「私本太平記」
...川の流れで洗っていた...
吉川英治 「新書太閤記」
...流れでる煙も防げ...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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