...」お住はよちよち流し元へ行き...
芥川龍之介 「一塊の土」
...流し元にしゃがんでいる母親の...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のおんな」
...流し元にしやがんでゐる母親の...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のをんな」
...流し元の草の中に...
種田山頭火 「道中記」
...それを流し元へ持って行って道庵が手ずから洗面にとりかかりました...
中里介山 「大菩薩峠」
...伝吉の家の流し元から溝(どぶ)へかけて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「魚屋の流し元に血があっても...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...流し元で血の付いた手を洗って引揚げた...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「中学生」の俊次は、水汲み専門、流し元で、皿や茶碗を洗う...
火野葦平 「花と龍」
...白髪頭を振りたてて日かげのうす暗く水臭い流し元で食物をこね返して居る貧乏な婆の様だ...
宮本百合子 「後庭」
...結い上げて油手を洗いに清子が流し元に下りたところへ...
矢田津世子 「茶粥の記」
...師走(しわす)にはいると昼のうちでも流し元の凍っていることが多く...
山本周五郎 「柳橋物語」
...またぶらぶら流し元まで戻って来ると俎(まないた)を裏返してみたが急に彼は井戸傍(いどばた)の跳(は)ね釣瓶(つるべ)の下へ駆(か)け出(だ)した...
横光利一 「笑われた子」
...――お珠は一人の下男を相手に、小屋の流し元で、氷を割りながら、その父を慰めるために、これも夕餉(ゆうげ)の菜に心をくだくのだった...
吉川英治 「鬼」
...便所、帳場、流し元、すべての機関部となっている畳四枚と二坪ほどの土間に、秋蠅(あきばえ)が充満していた...
吉川英治 「かんかん虫は唄う」
...流し元の野菜屑(やさいくず)を漁(あさ)りにきたのであろうと思うだけで...
吉川英治 「親鸞」
...流し元のほうへ首をのばした...
吉川英治 「宮本武蔵」
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