...これが趣向なんだ」老人は細工は流々(りゅうりゅう)といったような自信のある顔をして...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...細工は流々(りゅうりゅう)...
中里介山 「大菩薩峠」
...「細工(さいく)は流々(りゅうりゅう)...
新渡戸稲造 「自警録」
...4信共産軍はもうチチハルへ出発したとか、ロシヤの銃器がどしどし中国の兵隊に渡つてゐるとか、日本隊は今軍隊が手薄だとか、兵匪の中に強大な共産軍がつくられてゐるとか、風説流々です...
林芙美子 「シベリヤの三等列車」
...細工は流々だがその仕上げはあまりご立派ではなかった...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...天然(てんねん)の細工(さいく)は流々(りゅうりゅう)...
牧野富太郎 「植物知識」
...「細工は流々(りゅうりゅう)仕上げをごろうじろ...
正岡容 「小説 圓朝」
...急流々(さう/\)として湖(こ)に通ず...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...流々(るる)の身をかこつ調べとも聞かれれば...
吉川英治 「剣難女難」
...万象(ばんしょう)はつねに生々流々(せいせいるる)として動いておるもの...
吉川英治 「新書太閤記」
...流々転相(るるてんそう)のあわただしさをあまりに見てしまうと...
吉川英治 「親鸞」
...流々転住(るるてんじゅう)ここに哀れをとどめたのは...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...あの……新世帯みたいに」「流々転住(るるてんじゅう)の舟住居(ふなずまい)...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...流々(るる)に任す無住の浪人...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...涙笑流々相(るいしょうるるそう)もう探しあぐねた...
吉川英治 「※[#「さんずい+鼾のへん」、第4水準2-79-37]かみ浪人」
...流々転相(るるてんそう)の世の中の泡つぶ...
吉川英治 「宮本武蔵」
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