...それは実に立派な服装をした人達だった...
海野十三 「深夜の市長」
...春樹は風采も立派...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「梟の眼」
...散歩せりその一人々々は異樣なり近づくのが恐いやう年代を經し無慘なる印象その身を包む外套のかげより現はれたりその顏の立派さ...
千家元麿 「自分は見た」
...その派生したものゝ方が大部分を占めていながら...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...そのさきには又舊派向きの牛飼小屋もあつた...
寺田寅彦 「寫生紀行」
...從つてこの一派よりは舊史を考訂する學問といふべきものが出た...
内藤湖南 「支那史學史概要」
...楠木神社も立派な宮居となり...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...却々(なかなか)立派であつたので...
中原中也 「亡弟」
...ある人の説によると仏蘭西(フランス)の自然派は浪漫派を極端まで発展させたもので...
夏目漱石 「創作家の態度」
...党派心がなくって理非がある主義なのです...
夏目漱石 「私の個人主義」
...派手な夜の物を深々とかぶつた娘の頭(つむり)が...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...しかも福沢にとって西南倒幕派はいつまでも「彼らが取って代ったらお釣(つり)の出るような攘夷家」(『自伝』)として映じ...
服部之総 「福沢諭吉」
...トルコの都(みやこ)にも立派(りつぱ)な博物館(はくぶつかん)があつて...
濱田青陵 「博物館」
...もう今日は立派に一人前の人間だなんて……...
平山千代子 「赤ちやん」
...日本から欧羅巴(ヨーロッパ)諸国に使節派遣と云うことがあって...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...京都の寺々の瓦はみんな立派なものであるが...
室生犀星 「京洛日記」
...参右衛門の不在の長男は稀に見る立派な青年らしい...
横光利一 「夜の靴」
...唯もう立派な身装(みなり)をする...
與謝野寛 「蓬生」
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