...現今の細目は実に立派なもので...
石川啄木 「雲は天才である」
...繪甲斐絹の裏をつけた羽織も、袷も、縞ではあるが絹布物(やはらかもの)で、角帶も立派、時計も立派、中にもお定の目を聳たしめたのは、づしりと重い總革の旅行鞄であつた...
石川啄木 「天鵞絨」
...その縮緬の派手な友禅が...
泉鏡花 「幼い頃の記憶」
...極く派手好きな道楽者なのでございます...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「あの顔」
...しかし私は立派な茶人のつもりで書いているのではない...
岡倉覚三 村岡博訳 「茶の本」
...そこが芭蕉一派の大きな生命なのであります...
高浜虚子 「俳句とはどんなものか」
...新感覚派時代の横光は...
戸坂潤 「思想としての文学」
...立派なものではなかったか...
豊島与志雄 「秦の憂愁」
...しかし両派は依然として別なものであった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...並大抵のものが妾にしては位負けがする……そんなら勝川派はどうだね...
中里介山 「大菩薩峠」
...仏蘭(フランス)人が拾って」焼いて見ても立派な結晶焼が出来るはずですというのだ...
中谷宇吉郎 「九谷焼」
...大変立派なものを持っとるの」「貰い物だ」と小野さんは...
夏目漱石 「虞美人草」
...立派な紳士でさえ「沙汰(さた)のかぎりだ」という言葉で眉根(まゆね)をひそめただけで...
長谷川時雨 「芳川鎌子」
...貴君(あなた)は立派(りつぱ)なお方樣(かたさま)...
樋口一葉 「にごりえ」
...ベンという立派な老犬がついて行った...
ナサニエル・ホーソン Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳 「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」
...暫(しばら)く溜めて日に干しておくとカラカラになりますから擂鉢(すりばち)かあるいは石臼(いしうす)で搗(つ)き砕いて篩(ふるい)で幾度(いくど)も篩いますと立派なパン粉が出来ます...
村井弦斎 「食道楽」
...諸国に流派をゆるし...
吉川英治 「柳生月影抄」
...トルレスは彼を府内附近の村々に派遣して会堂五カ所を建てさせた...
和辻哲郎 「鎖国」
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