...自分の思想生活の對象は空漠を脱して溌溂として活躍するものとならう...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...大いに若返り、活躍することを、我人ともに、切望するところである...
大下宇陀児 「乱歩分析」
...安倍氏清原氏などの所謂熟蝦夷(ニギエゾ)が活躍するばかりで...
太宰治 「津軽」
...その間にあって活躍する両派密偵のかけひきに...
谷譲次 「踊る地平線」
...つまり科学的理論で活躍する天才的な(?)想像力も示唆力も...
戸坂潤 「思想としての文学」
...大阪の役、と云うと、後藤又兵衛に、真田幸村が、活躍するが、明石全登、毛利勝永の二人を、もう少し紹介してもいいだろう...
直木三十五 「大阪を歩く」
...「美」あるいは「正」と思われるもののみが縦横に活躍する...
中島敦 「鏡花氏の文章」
...ビルディングで活躍することも出来ない...
野村胡堂 「随筆銭形平次」
...これが美しい子さらひの活躍する...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...ロンドンの下町の隅々にまで活躍するに反して...
平林初之輔 「日本の近代的探偵小説」
...これが此の事件に力を藉して活躍することになったのだが...
牧逸馬 「土から手が」
...骨のふといよくきたえられた手首が活躍する...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「神童」
...明治維新に活躍する人物は十代から廿代...
山浦貫一 「老人退場説」
...夢中になって活躍するのであった...
夢野久作 「巡査辞職」
...私は近い中(うち)にこの第六感が活躍する実例を種類別にして...
夢野久作 「暗黒公使」
...それを承知で活躍する人間といったら...
夢野久作 「爆弾太平記」
...火の海を魔みたいになって活躍することなど――どうも出来そうもない気がする...
吉川英治 「新書太閤記」
...これまで孫悟空の活躍する西域記の種本として名前だけ知つてゐた玄奘三蔵の大唐西域記が...
和辻哲郎 「西の京の思ひ出」
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