...また別の冒険談で活躍するのである...
江戸川乱歩 「自作解説」
...安倍氏清原氏などの所謂熟蝦夷(ニギエゾ)が活躍するばかりで...
太宰治 「津軽」
...そうして「雑(ぞう)の句」が季題の句と同等もしくは以上に活躍する...
寺田寅彦 「俳諧の本質的概論」
...つまり科学的理論で活躍する天才的な(?)想像力も示唆力も...
戸坂潤 「思想としての文学」
...人工的に架空的に拵えられた人物が活躍するの謂である...
豊島与志雄 「少年文学私見」
...外国の「探偵小説」に私立探偵が活躍するのは警察制度が不完全であることに基いている...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...孫は孫で新しい世界に活躍するであろう...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...作者の拵(こし)らえた人物が断続的に活躍すると云った方が適当になって来る...
「『土』に就て」
...松門遺弟は全力を挙げ活躍するが――『リセランド窮理書』を資金五両に替えて不如意を嘆じた玄瑞などもやがて脱藩の要もなく藩論を握り...
服部之総 「志士と経済」
...ロンドンの下町の隅々にまで活躍するに反して...
平林初之輔 「日本の近代的探偵小説」
...これが此の事件に力を藉して活躍することになったのだが...
牧逸馬 「土から手が」
...漸く私はその主人公(ヒーロー)が活躍する一篇の物語が完成するのがそれまでの習慣だつた...
牧野信一 「ゾイラス」
...僕等は午飯を食ふ時でさへも自働的に活躍する杵の態を見守りながら...
牧野信一 「沼辺より」
...骨のふといよくきたえられた手首が活躍する...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「神童」
...アルトが主役で活躍するのは「カルメン」ぐらいのものです...
三浦環 「お蝶夫人」
...或る種の市会議員が活躍するのはこの意味を含んでいるのである...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...この三つのお面が活躍する「お神楽(かぐら)」というものは...
夢野久作 「鼻の表現」
...公娼が都市発展の先頭に立って活躍する...
横光利一 「旅愁」
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