...書物を読まなくても頭脳が活溌に働く若い時代は好いが...
内田魯庵 「家庭の読書室」
...左を向いている活溌の花は...
太宰治 「古典風」
...けだし軍隊組織の制度は決して永久にその武士の活溌質朴なる本来の真面目を維持するあたわざるものなり...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...活溌な愉快な思出の多いのに反し...
西田幾多郎 「明治二十四、五年頃の東京文科大学選科」
...活溌に回転し始めた時分のことです...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...活溌(かっぱつ)な...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...ナポレオンの救出運動はむしろフランスよりも活溌なくらいだったが...
久生十蘭 「フランス伯N・B」
...又子供の身体の活溌を祈れば室内の装飾などは迚(とて)も手に及ばぬ事と覚悟して...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...不活溌な手足の先が膨(ふく)れてゐた...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...まるで人間が変つたように活溌至極と化し...
牧野信一 「熱海線私語」
...なか/\思ふやうに活溌(くわつぱつ)な働きが出来ません...
宮原晃一郎 「拾うた冠」
...益頭脳活溌というときもありますから...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...小さな泉とそこの活溌な住人雄々しいきれいな小人のはなしは...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...初めは本当の事のように活溌な調子で話すがよい...
モルナール・フェレンツ Molnar Ferenc 森鴎外訳 「破落戸の昇天」
...活溌にかぶりを振つた...
森鴎外 「最後の一句」
...活溌な歩きようをしているなあ...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...彼活溌なる同郷の人々と交らんやうもなし...
森鴎外 「舞姫」
...一般に想像されているよりもより活溌に働いていることを...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
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