...併し自己の本質の中に活溌なるデイヤレクテイクを持つてゐるものは此の如き「自然」の境界に安住することが出來ない...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...社会の各層に民主化の動きが活溌になつてくると同時に...
伊丹万作 「著作権の問題」
...活溌(かっぱつ)に...
直木三十五 「南国太平記」
...その活溌な開発様式を...
中谷宇吉郎 「『ケプロン・黒田の構想』について」
...活溌々地(かっぱつはっち)の人生である...
「高浜虚子著『鶏頭』序」
...摂生学(せっせいがく)専門の医師にして当病の治療に活溌ならざるものと一様の道理ならん...
福沢諭吉 「学問の独立」
...あなたの精神は活溌で...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...』『活溌、すなわち乱暴か...
前田河広一郎 「ニュー・ヨーク 『青春の自画像』より」
...活溌に働く最中には...
南方熊楠 「十二支考」
...活溌な楽しそうに話す調子に傍の者はひとりでに巻き込まれた...
宮本百合子 「伊太利亜の古陶」
...広く知られている通りイタリーのアフリカ植民地政策の活溌さはエチオピア問題を見ても明かであり...
宮本百合子 「イタリー芸術に在る一つの問題」
...古きものが溌剌と活溌に矛盾のままを発揚し...
宮本百合子 「鴎外・芥川・菊池の歴史小説」
...赤いプラカートの張りまわされた労働組合会館の広間で活溌な討論が数日間行われた...
宮本百合子 「五ヵ年計画とソヴェトの芸術」
...而して極めて活溌なる現象を有する時代にして...
山路愛山 「明治文学史」
...起居動作が思い切って無邪気で活溌な...
夢野久作 「死後の恋」
...やや活溌にうごいているのは...
吉川英治 「新書太閤記」
...活溌な策動が初まっていた...
吉川英治 「日本名婦伝」
...この地に発見された珍らしい活溌な寄生木(やどりぎ)の一種をもとに...
蘭郁二郎 「植物人間」
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