...今しも壁の掛時計が平常(いつも)の如く極めて活気のない懶(もの)うげな悲鳴をあげて...
石川啄木 「雲は天才である」
...なんとなく活気のない店だった...
井上貞治郎 「私の履歴書」
...前の老朽(ろうきゅう)教師の低い蜂(はち)のうなるような活気のない声にくらべては...
田山花袋 「田舎教師」
...活気のない顔をして職工がぞろぞろ通ったり...
徳田秋声 「あらくれ」
...より弱くて活気のない想念を持ち...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...活気のないのがいけない...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...客に活気のないことを感じる...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...こんな活気のない興行はしたことがない...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...東北の人特有な鼻のつまった様な声が活気のない調子でやりとりされて居るのを見ると...
宮本百合子 「お久美さんと其の周囲」
...また宇宙における最も悪い最も活気のない低い部分に・天空からもっともかけ離れた下層の宿りに・三つの世界*の中でもっとも悪い世界に住む動物どもと一緒に・こうして釘づけにされていることを...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...書物の研究は活気のない業であって少しも人を興奮させないが...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...ちょうど百人一首のお姫様たちが少しも活気のないのと同じことで...
柳田国男 「木綿以前の事」
...ひどく活気のない...
吉川英治 「私本太平記」
...やっと活気のない不承不承な顔つきで...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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