...青龍園――妙清(マヽ)寺境内、雪舟築くところ――を改めて鑑賞する、自然を活かす、いひかへれば人為をなるたけ加へないで庭園とする点に於てすぐれてゐると思ふ、つゝじとかきつばたとの対照融和である(萩が一株もう咲いてゐた)...
種田山頭火 「行乞記」
...日本魂を腐蝕する毒素の代りにそれを現代に活かす霊液でも...
寺田寅彦 「変った話」
...一連句で附句(つけく)をする妙趣は自己を捨てて自己を活かし他を活かす事にあると思う...
寺田寅彦 「断片(2[#「2」はローマ数字、1-13-22])」
...双関的に活かす唯一個の作用が...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...後の脚本は何れも高田の特徴を認めてそれを仕活すよう活かすようにと企てただけに聊か追従の気味がないではない...
中里介山 「生前身後の事」
...これを活かす最も有効の手段だということなんだ...
中里介山 「大菩薩峠」
...そのなかにも女優が自分のものを活かすか...
宮本百合子 「映画女優の知性」
...庭を活かすとも殺すともできるのである...
室生犀星 「冬の庭」
...正しい模様ならば進んで品物を活かすであろう...
柳宗悦 「樺細工の道」
...自然の自由に自己を活かす意である...
柳宗悦 「工藝の道」
...それをどう来るべき生活に活かすかが本旨である...
柳宗悦 「地方の民藝」
...こういう刺子こそ何か新しい道で活かすべきではないでしょうか...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...伝統を活かす自由のみが許されているのである...
柳宗悦 「民藝四十年」
...その力を有効に活かす事が最も賢明な道であるのを信じます...
柳宗悦 「民藝四十年」
...従って列べ方も事情の許す限り物の美しさを活かすように意を注いである...
柳宗悦 「民藝四十年」
...両方を共に活かすことこそ大切なのです...
柳宗悦 「民藝四十年」
...……この苦しみを活かす法を考えよう...
山本周五郎 「つばくろ」
...私は自己を最も好く活かす方法を知らない...
和辻哲郎 「「ゼエレン・キェルケゴオル」序」
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