...その独特な経緯の組織を文字通り縦横に活かした結果...
芥川龍之介 「龍村平蔵氏の芸術」
...物の精を活かした畫家であつた...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...またアマカシの埼(さき)の廣葉のりつぱなカシの木を誓を立てて枯らしたり活かしたりしました...
稗田の阿禮、太の安萬侶 武田祐吉訳 「古事記」
...その竹を活かしたのだが...
種田山頭火 「行乞記」
...然しながら彼の希望は彼の精神を作興し彼を活かしたことは事實である...
長塚節 「商機」
...他にロート四重奏団の「弦楽四重奏曲(鳥)ハ長調」もハイドンの特質を活かした良いレコードである(コロムビアJ八六八〇―二)...
野村胡堂 「楽聖物語」
...十一月興行ロッパ賞受賞者「陣中だより」白川道太郎(役もいゝが出来もいゝ)轟美津子(細かい工夫殊にセリフ)「若様ロッパ」竹村左千子(目立たぬ役を活かした点)有馬光(客席からの声)「清水次郎長」岩井達夫(不断のハリキリに)大庭六郎(大政御苦労)十一月二十九日(水曜)八時に起き...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...その家また豕ありてこれを乳養して活かしたといい...
南方熊楠 「十二支考」
...彼らを殺すことなくして活かした...
柳宗悦 「工藝の道」
...全く竹の性質をよく活かしたもので...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...和様の暮しを活かしたいためです...
柳宗悦 「日本民藝館について」
...短くとも長くとも美しきものはこれを活かしたいのです...
柳宗悦 「民藝とは何か」
...彼らを殺すことなくして活かした...
柳宗悦 「民藝四十年」
...これほどまでに型付を十分に活かした染物は他にないのです...
柳宗悦 「民藝四十年」
...これも将来ますます活かしたい手法の一つです...
柳宗悦 「民藝四十年」
...どうあつても和紙の日本を活かしたい...
柳宗悦 「和紙の美」
...農民の素朴さを活かした...
山本周五郎 「季節のない街」
...孔明が涙をふるって馬謖(ばしょく)を斬ったことは、彼の一死を、万世に活かした...
吉川英治 「三国志」
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